栄養学科

【卒業生バトン(栄養学科)】第十走:今村 紗季さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第十走は、柳田 麻己子さんよりバトンを受け取った、戸田中央メディカルケアグループ医療法人社団武蔵野会 小平中央リハビリテーション病院にて管理栄養士として勤務されている、今村 紗季さんです!

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 今村 紗季(看護栄養学部 栄養学科 2018年度卒)
 戸田中央メディカルケアグループ医療法人社団武蔵野会 小平中央リハビリテーション病院勤務


~【仕事風景】明るく頼りになる調理師さんと献立の相談中の様子~

 幼い頃から食に興味関心があり、栄養学科へ入学しました。
 大学時代は、「よさこい部奄美連合萩組」での活動で、部員や地域の方々の交流を深め、栄養学科としても課外活動の「山口-ナバラコラボ広場」や「食育戦隊ゴハンジャー」に参加、また、スペインへの研修等、様々な経験をさせていただきました。
 現在は、病院の管理栄養士として、回復期病棟・療養病棟の患者様の栄養管理業務や、厨房の食数管理、献立作成、発注業務等に携わっています。
 患者様の栄養管理を行う上で、病棟スタッフと患者様の喫食や、排便状況等の相談を行ったり、実際にリハビリを行っている所を見学して、患者様の現状を確認したりと、多職種との協力の中で、自分自身、管理栄養士として、患者様により良い提案ができないか、日々悩みながらも、充実した毎日を送っています。
 また、当院は直営で調理を行っている病院で、調理師と共にミールラウンドを行います。調理師と患者様の実際の声を聞くことで、献立の改善にも繋げやすく、とても協力しやすい関係で業務を行うことができ、有難く感じています。
 学生時代に学んだ「多職種連携」を日々実感しながら、今後も管理栄養士として患者様のために何ができるかを考え、業務に励んでいきます。



~【大学時代の思い出の写真】私の在学当時に募集のあったスペインでの研修の時に撮影した憧れのサグラダファミリア~

ゴハンジャーが「アサデス。7」に出演しました

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 11月30日(水)に、食育活動の一環としてyab山口朝日放送「アサデス。7」の「カルスト台地がおいしさの秘密!美東ごぼう」のコーナーに出演し、秋吉台のカルスト台地で栽培された美東ごぼう(村上農園)を使った簡単レシピとして「ポリ袋でシェイク!シャカシャキごぼう」と「アレンジ無限!ピーラーでごぼうチップス」を紹介しました。

ゴハンジャーの写真
シャカシャキごぼうの写真
ごぼうチップスの写真
ゴハンジャーの写真

 活動の様子は、ゴハンジャーのアカウントにてインスタグラムにも掲載しています。ぜひご覧ください。
(インスタグラム:@ypu.gohanger

お弁当の日プロジェクト「料理教室 ~地産地消deクッキング~」

 11月30日に栄養学科の課外活動、お弁当の日プロジェクトにて「料理教室 ~地産地消deクッキング~」を開催しました。

 本学で実施している「お弁当の日プロジェクト」は、大学生や地域の人たちを対象に、毎年、料理教室を取り入れた食育ワークショップを企画・開催していましたが、近年は、コロナ禍により食育ワークショップを実施することができませんでした。 そんな中でも学生たちは、宮野地区食生活改善推進員や山口市健康増進課など様々な方々のご協力もあり、レシピ集をパンフレットや動画で公開するなど、自分たちができる活動を行ってきました。

 今回は学内者を対象に、約3年ぶりの料理教室開催となり、3年生にとっては初めて自分たちで運営するイベントとなりました。

調理する様子の写真1
調理する様子の写真3
調理する様子の写真3
調理する様子の写真4
調理する様子の写真4

 メニューは、山口県の食材を使って作れる地産地消レシピをもとに、炊き込みご飯やハンバーグなどの定番メニューが5品。食材は岩国れんこんや、はなっこりーなど山口県産ものを使い、またお米は本学がある宮野地区のものが使われています。
 今回の料理教室ではまず最初に、3年生が撮影したレシピ動画を参加者が視聴した後、実際に調理に取り掛かります。事前に料理をする映像を見ることができるので、イメージしやすく自宅でも挑戦できるよう工夫がされていました。

動画を見る写真
盛り付けの写真
集合写真

やまぐちキッズスクール「みんなで知ろう!野菜の秘密!」

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 山口県セミナーパークにて、公益財団法人山口県ひとづくり財団主催のやまぐちキッズスクール(第4回午前)に、本チームの食育体験プログラム「みんなで知ろう!野菜の秘密!」を実施しました。

 導入として、「食べ物発見隊」と「Good&New」というアイスブレイクを実施しました。子供たちは、ゴハンジャーの話をしっかりと聞き、主体的に発言したり他の子の発表に拍手をしたりと楽しく活動している様子でした。

食べ物発見隊の様子の写真
<食べ物発見隊の様子>

 「なるほど!さつまいもの甘さのお話」では、紙芝居を用いて加熱によるさつまいもの甘さの変化について説明し、その後クイズでおさらいをすることで、さつまいもはどのような仕組みで甘くなっているかを知ってもらいました。

さつまいもの甘さについてのブースの写真
<さつまいもの甘さについてのブース>

 「どこを食べているの!?クイズ」では、さつまいも、大根、玉ねぎは普段どの部分を食べているのか、子供たちに実際にシールを貼ってもらうなどして、身近にある野菜の可食部はどこなのか知ってもらいました。

野菜の可食部についてのブースの写真
<野菜の可食部についてのブース>

 「大きくなぁれ!おやさい成長ゲーム」では、土の上から見える大根の成長過程の様子からカードを並び替えてもらい、答え合わせで土の中の様子を見せながら、大根が一番おいしく食べられる時期について知ってもらいました。

野菜の成長過程についてのブースの写真
<野菜の成長過程についてのブース>

 最後に、子供たちに活動で知った事を発表してもらい、まとめを行いました。 子ども達は、印象に残ったことを自分の言葉で表現したり、他の子の意見を聞いたりすることで、今回の活動を振り返りました。

まとめの様子の写真1
<まとめの様子>
集合写真

栄養学科「山口‐ナバラ コラボ広場」『パンプローナがすぐそこに!親子で味わう、姉妹都市の食と文化』を開催しました

 2022年9月25日、10月23日に『パンプローナがすぐそこに!親子で味わう、姉妹都市の食と文化』と題したスペイン料理教室を開催しました。
 このイベントは、姉妹都市スペインナバラ州にあるパンプローナと山口との繋がりについて、食を通して考える機会とすることで、幼少期からの国際感覚の醸成や多様性の受容、史実への深い関心を育むことを目的として、私たち、山口-ナバラ コラボ広場が主催をしました。今回は、地域の低学年児童及び保護者20名が参加してくれました。
 まず、料理教室の対象者である小学校低学年の児童およびその保護者と一緒に調理をするスペイン料理は、「ポルボロン」と「コカ」に決定し、試作をして、子供たちが無理なく作れるレシピの確定をしました。料理教室当日は、児童1人1人が星形やハート型など、自分の好きな形にポルボロンを作って楽しんでいました。コカでは包丁を使い、トッピングのパプリカを切って炒める作業をしました。包丁を初めて使用する児童も切り終わった後に「包丁を使うのが楽しかった」と言ってくれました。コカの生地をこねてトッピングをのせる作業も、保護者の方や私たちとお話をしながら、笑い声があふれるものとなりました。

料理教室の写真1
料理教室の写真2

 次に、山口とスペインの史実を基に、私たち山口-ナバラ コラボ広場が子どもにも理解しやすいよう作成した、紙芝居の読み聞かせをしました。児童とその保護者も真剣に聞いてくれて、山口とスペインの繋がりについて理解を深めてもらうことができました。
 最後に、身近な県産品で作るスペイン料理の紹介を兼ねて、地域で育った野菜や果物の「県産食材重さクイズ」をしました。レクリエーションとして楽しみながら、地域の特産品を紹介することができ、地産地消への関心を持ってもらうことができました。料理教室終了後のアンケートに、児童から「美味しそうにできて嬉しかった」、「他の料理も作ってみたい」という感想や、保護者の方から「普段は火や包丁を使用させたことがなく、良い機会になった」、「久しぶりにいっぱい話す子どもの姿が見られた」というお言葉をいただきました。スペインの食や文化・古くから続く山口とスペインの関係を、次代を担う山口の子どもたちや地域の方々に知ってもらえるように、今後も様々なイベントに参加し、活動を進めていきたいと思います。

料理教室の写真3
紙芝居の写真

本イベントは、山口市国際化推進事業補助金を受けて実施しました。