2018年8月

「やまぐち学生×あさひ製菓コラボ商品開発プロジェクト2018」中間報告会

 8月24日(金)にCOC+長期インターンシップ『やまぐち学生×あさひ製菓コラボ商品開発プロジェクト2018』の中間報告会が行われました。

 この活動は、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)の課題解決型インターンシップ(PBI)の一環として、昨年から行われています。今年度は、山口県立大学、山口大学、宇部工業高等専門学校の学生が3チームに分かれ、「果子乃季」「シュシュ」「シュクルヴァン」の3つのブランドとコラボし、お菓子やパンなど新商品の開発を行っています。

 今回の中間報告会では、それぞれのチームが考えてきた新商品についてプレゼンを行いました。学生ならではの視点から斬新な商品プランが発表され、あさひ製菓の方からパッケージや使用する材料等についてアドバイスをいただきました。

 これから実際に試作を行い、1月頃から店舗での販売を目指しています。どんな商品が出来上がるか、ぜひご期待ください!

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「なつやすみの宿題楽しく学ぼう会」を開催しました

 8月20日(月)、21日(火)の2日間にわたり、地域の小学生を対象とした「なつやすみの宿題楽しく学ぼう会」を開催しました。

 学ぼう会では午前中、大学生のお姉さん・お兄さん先生と一緒に、家庭から持参した課題に取り組みました。また、本学教員によるお楽しみ授業もあり、今年度はコラージュで自分の夢を表現する講座と、打ち水を通して地球温暖化について学ぶ講座がありました。

 午後は、お待ちかねのレクリエーションの時間。学生が考案した4つのゲーム「ドッジビー」「絵しりとり」「ジェスチャーゲーム」「猛獣ゲーム」が行われました。各ゲームの順位ごとに得点をつけて、2日間の総合順位を競い、1位のチームには学生手作りのメダルがプレゼントされました。

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「こどもくずし字教室」を開催しました

 8月11日(土)、文化創造学科日本文化論研究室が小学生の親子を対象とした「こどもくずし字教室」を開催しました。
 「くずし字」とは、江戸時代以前に使われていたぐにゃぐにゃとした文字で、楷書体を崩した手書き文字のことをいいます。今回、これから古典を学ぶ小学校高学年の子どもたちに「くずし字」に親しんでもらうことを目的として、ワークショップを行いました。
 子どもたちは、指定されたくずし字を探して釣り上げる「くずし字魚釣りゲーム」や、自分の名前をくずし字で書いて自分だけの和本を作るなどして、楽しみながら学びました。

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2018.08.08

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで「振り返りとまとめ」を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 子育て支援リーダーコースでは、子育て支援者としてのスキルを修得し「育ち合い(愛)」のための知識と技術を有する人材を育成します。
詳しくはこちら

 7月29日(日)、コースの単元「Ⅳ総合」の「振り返りとまとめ」では、本学看護栄養学部の丹佳子教授を講師として、これまで子育て支援リーダーコースで学んできた75時間の総まとめと振り返りを行いました。
 受講生は事前課題として「以前のわたし」「受講後のわたし」「変化を生み出したきっかけ」の項目ごとに自身の学びを振り返り、1人10分間のプレゼンテーションを行いました。
一般の受講生からは、
「子育て支援員の資格を取りたいと思って受講したが、今ではいつまでにどのようにすれば自分のやりたかったことができるのか、方向性や計画を思い描けるようになった。先生方のお話を聞いて自分がやり残していたことをやり尽くしたい気持ちになった。」
「自分の子育てでは狭い知識しかなく、毎日精一杯で叱るよりは感情で怒っていたが、この講習を受けてからは子ども一人ひとりと落ち着いて接し、言葉を選び、子どもの話を聴くようになった。するとその後のことがスムーズになることが分かった。」
などのエピソードが発表され、中には変化を俳句で表現した受講生もいました。

学生からは、
「はじめは子育て支援員資格のためだけに受講した。子育てもしたことがなく、自分に理解ができるのかと不安があったが、児童福祉や子育てに関する知識を得られて満足している。大学の講義以上の話を聴くことができた。また、実際に現場で働いている様子も聴くことができ良かった。」
「子どもだけではなくその親・家族の関係を見なければならないことや、人のトラウマに触れるかもしれないという覚悟を持つこと、そして、カウンセリング時に『クライアントに対して誠実であるためにも、カウンセラー自身が自分の中に沸き起こって来る感情や思いを自覚する』ことが大切だと感じた。社会福祉と子育てはリンクすることが多いので、区切ってしまうのではなく、自分の中で共存させ、就職後にうまく生かしたい。また、"完璧な大人になろうとしない"という言葉が印象に残っている。」
「大学の授業以外は引きこもりがちで、自分を変えるきっかけになればと受講した。大学にはあまりない体験型の授業や生まれて初めて得る知識がたくさんあった。将来特別支援学校の先生になりたいと思っていて、保護者への支援のイメージが出来た。また、一般の方が"学生さんの若い力がすごい""考えが生き生きしてる"と褒めてくれて感謝している。引きこもり思考だったが、一般の方のチラシやパンフレットを見て応募したというのを聞き、"負けていられないな"と思うようになった。これが異世代交流の良さだと思う。」
などのエピソードが発表されました。


 その後リーダー取得に向けてレポート課題が提示され、75時間のカリキュラムを終えました。
 この3カ月で受講生たちは支援者として必要な視点や知識を得られ、視野が広がったようです。これから受講生それぞれが学んだことを活かし、地域で子育て支援リーダーなどとして活躍することが期待されます。

2018.08.08

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで地域子育て支援事業について学びました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 子育て支援リーダーコースでは、子育て支援者としてのスキルを修得し「育ち合い(愛)」のための知識と技術を有する人材を育成します。
詳しくはこちら

 このコースの単元「Ⅲ子育て支援活動」の科目「地域子育て支援拠点」では、やまぐち子育てねっと「めぶき」代表の佐藤光恵氏を講師に迎え、全6回で地域子育て支援拠点事業について学びます。
 7月25日(水)は、同日の2回の講座を通して、一般受講生と学生に分かれてのグループワークを行い、地域子育て支援事業について学びました。

 前半の講座「講習等の企画づくり」では、地域子育て支援事業における4つの基本事業のうち「子育て及び子育て支援に関する講習等の実施」について考えます。目的を定め、効果を予測しながら利用者が主体的に関われる講習を企画しました。
 一般受講生のグループは、日常的に使いやすいオリジナルのガーゼハンカチを親子で一緒に作るというイベントを企画しました。目的として子供との愛着関係を育むきっかけとすること、効果として育児に向き合う気持ちの醸成を挙げました。
 学生グループは「かわいい赤ちゃんグッズ作り」として、出産を控えたパパ・ママや 0歳児のパパ・ママを対象に、学生自身が講師になって、お子さんのお世話をサポートしながら今若者に流行しているTシャツを再利用したヘアバンドなどを作るイベントを提案しました。


 後半の講座「事例検討」では、「子育てに関する相談・援助の実施」を学びます。相談・援助を行う際には、ヒアリングによる利用者の状況把握に加え、言語外のメッセージから察する感受性の大切さや、受容・共感をしつつも冷静な判断で相談・援助・情報提供を行うことが求められると説明がありました。
 その後、グループごとに異なる事例に対して、どう援助するかを考えました。一般受講生のグループでは、子育てや子どもと関わる職種の経験を基にした気づきや援助方法が考えられていました。学生グループは子育て経験がないからこその先入観のない気づきがありました。お互いの異なるアプローチの仕方を知ることで、新たな視点の発見があったようです。