学術・教員交流


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 海外の姉妹大学との間で学術交流団を相互派遣し、学生交流や教職員交流を進めています。学生交流(短期の語学・文化研修の派遣や受け入れ、交換留学等)、教職員の相互派遣、学術資料の相互交換、共同研究等を行なっています。

中国・曲阜師範大学との学術交流の歩み

 1992年(平成4年)に学術交流協定を締結しました。1995年(平成7年)から語学研修を開始し、本学から中国語・中国文化研修に参加した学生はのべ160名にのぼっています。曲阜師範大学からも本学で開催される日本語・日本文化研修にほぼ同数の学生が来日しています。この研修は日中韓の「トライアングル学生交流」に発展し、その後は「グローバル学生交流」事業として展開されています。 
 また1996年(平成8年)からは毎年1~2名ずつの交換留学を始め、3か月~1年にわたる教員派遣では、過去において本学から9名の教員が派遣され、6名の教員を受け入れています。学術訪問団も隔年で相互派遣を行い、交流を深めてきました。
 学術交流15年の節目を迎えた2007年(平成19年)には、両大学の新しい交流のあり方について協議をするため、学長同士の相互訪問がなされました。

2007年11月 江里学長が曲阜師範大学を訪問

  孔子の故郷、曲阜市にあるメインキャンパスと、海辺の街に新しくできた日照キャンパスを訪問し、学長懇談会が開催されました。正門には歓迎の大看板が設置され、大きな中国を印象づけられる出迎えもありました。世界文化遺産を有するゆったりとした古い街並みのなかで、キャンパス周辺は若者の活気に溢れており、早朝から夕刻まで勉強に向かう学生たちが行き来する風景に、発展を遂げている国の熱気が感じられました。
   7月に本学で開催されたグローバル学生交流に参加した学生たちと再会し、次は本学への交換留学や大学院進学を目指したいという希望や夢に耳を傾けました。

写真左上:学長訪問団を歓迎する大看板         写真右上:学長懇談会を終えて
写真左下:グローバル学生交流参加者との再会   写真右下:次は交換留学や大学院進学が希望

中国・青島大学との学術交流の歩み

 2004年(平成16年)に学術交流協定を締結しました。式典は青島大学にてとりおこなわれました。
 2005年(平成17年)11月、交流協定締結記念講演会を開催。青島大学の徐修徳教授を講師に招き、「中国における日本企業の活躍―青島市を中心に」と題して、記念講演会を開催しました。山東省、山東市における日本企業進出の実態について理解を深める講演となりました。

 2007年(平成19年)3月、青島大学学術訪問団が来学し、学生交流や研究者交流を発展させることについて協議しました。
 交換留学を2007年(平成19年)から開始し、毎年2名ずつ派遣、受け入れを行っています。
 2007年(平成19年)10月、江里学長が青島大学から名誉教授称号を贈られ、青島大学にて授与式とともに「虚血臓器に対する自己骨髄細胞を用いた血管新生療法」と題して基調講演が行われました。

青島大学フォーラムを開催

 相互交流事業として始まったフォーラムは、教員と学生が相互に訪問して、基調講演、ファッションショーや学生活動の報告、本学学生による中国語スピーチコンテストや、青島大学学生による日本語スピーチコンテストなどを行ってきました。学生たちには、国際的な発表の機会を提供することによって、お互いの能力を磨きあい、双方向の交流の場を創造してきています。フォーラムは、本学で2回(2005年、2007年)、青島大学で2回(2006 年、2008年)開催されています。

韓国・慶南大学校との学術交流の歩み

 1996年(平成8年)に学術交流協定を締結しました。
 1997年(平成9年)からは、慶南大学校において韓国語、韓国文化を学ぶ夏期短期語学研修を開始し、参加した本学の学生はのべ120名にのぼっています。
 また、慶南大学校からも日本語や日本文化を学ぶため、ほぼ同数の学生が来学しています。1996年度(平成8年度)に初めて20名の学生を受け入れてから、「3大学トライアングル交流事業」(1997年(平成9年)~1999年(平成11年))、「グローバル学生交流事業」(2000年(平成12年)~現在)へと発展したこの研修は、毎年7月に3週間にわたって本学と本学の姉妹大学である中国・曲阜師範大学の学生とともに本学のキャンパスを中心に行われています。
 2000年(平成12年)に「学生の交流に関する覚書」を交わし、毎年、相互に2名程度の交換留学を行っています。その他、互いの大学祭に10名程度の学生を派遣する「サークル交流」など、学生レベルでの活発な交流を行っています。
 また、平成8年に寺内文庫の書画類の寄贈が行われ、同年に行われた慶南大学校の寺内文庫のテープカットに本学学長が招待されました。

2014年9月 本学と慶南大学校が共同事業を行いました

 2014年9月19日から9月27日(土)の8泊9日間、山口県立大学グローバル人材育成推進事業のプログラムを通じて、本学学生と慶南大学校学生が、韓国で「ジャント」(※韓国語で「市場」の意味。)を企画運営しました。

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アメリカ・センター大学との学術交流の歩み

 2000年(平成12年)に学術交流協定を締結しました。毎年本学から1~3名程度の学生を約1年間の交換留学生として派遣しており、センター大学から4~5名の留学生を約半年間受け入れています。
 また、センター大学へ本学の卒業生を日本語TA(ティーチングアシスタント)として推薦する交流も行っています。
 センター大学は、1819年に設置され、全米の大学ランキングでは常に上位に位置する私立の教養大学です。ケンタッキー州のダンビルという美しく、安全な小都市に位置しています。卒業時までに学生の85%が海外に出て国際教育プログラムに参加するなど、国際的な感覚を備えた人材育成を積極的に行っている大学です。


2016年12月 センター大学と「ケンタッキーブルーグラスウィーク」を共催しました

 センター大学と本学の共催で、2016年12月12日(月)~15日(木)に「ケンタッキーブルーグラスウィーク」と題し、芸術面での日米交流を展開しました。

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カナダ・ビショップス大学との学術交流の歩み

 1995年(平成7年)より短期語学研修(現在の「海外語学・文化研修」)を開始し、のべ約200名の学生が参加しています。
 2002年(平成14年)には学術交流協定を締結して、教職員の交流、学生の交流が積極的に実施できるようになりました。毎年1~3名程度の学生の交換留学を行っており、これまでに10数名の留学生を相互に受け入れています。
 また、ビショップス大学へ本学の在学生を日本語TA(ティーチングアシスタント)として派遣するプログラムもあります。

 ビショップス大学は、1843年に英国国教会の神学校として設立されました。カナダ・ケベック州の5番目の大都市であるシャーブルックの郊外に位置しており、大学の周辺は、自然豊かで大変美しく、静閑な住宅地となっています。この素晴らしい環境の下で約1,850名の学生が勉学に励んでいます。キャンパス内外では、フランス語と英語の世界が広がっており、両方の世界がミックスされた独特の文化を堪能することができます。

2012年12月 ビショップス大学副学長の講演会が開かれました

 提携校であるカナダ・ビショップス大学の副学長マイケル・チャイルズ教授が来学され、「21世紀の教養教育―ビショップス大学の視座」と題し、講演されました。

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フィンランド・ラップランド大学との学術交流の歩み

 2008年(平成20年)に学術交流協定の覚書を交わしました。2008年(平成20年)10月より学生の受け入れを開始し、2009年(平成21)年4月から本学より学生の派遣を開始しました。国際文化学部との活発な交流があり、共同研究に発展している。
 2010年(平成22年)4月に本学学長を団長とする訪問団をラップランド大学へ派遣し、学術交流協定を正式に締結しました。同年12月には、ラップランド大学の学長を団長とする訪問団を受入れました。その時、ロバニエミ市の協力の下、フィンランドの政府公認のサンタクロースを迎えることになり、山口市民を挙げての大イベント「クリスマスインスピレーション」を本学が主催し、子どもたちを含む1,000人もの方々に夢を与えることができました。

 フィンランド国立ラップランド大学は、首都ヘルシンキから北へ 835kmの北極圏に近い街、ラップランド県都のロバニエミ市にあり、サンタクロース村、オーロラ、ウィンタースポーツ、極北ラリー、世界で 一番北にあるマグドナルドなどで有名な街です。

2015年5月 フィンランド・ロヴァニエミ市長とラップランド大学事務局長が来学されました

2015年5月、フィンランド共和国ロヴァニエミ市長を団長とした産学公からなる訪問団が山口市を正式訪問され、ロヴァニエミ市長とラップランド大学事務局長が本学を表敬訪問されました。

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スペイン・ナバラ州立大学との学術交流の歩み

 2003年(平成15年)に学術交流協定を締結しました。毎年1~3名程度の学生の交換留学を行っています。ナバラ州立大学は、1987年にスペイン東北部のナバラ州パンプローナ市の郊外に創設されたキャンパスは、ナバラ出身の著名な建築家により設計されたもので、建物は計画的に配置されています。緑あふれるこのキャンパスでは、約9,000人の学生が勉学に励んでいます。

2013年10月 本学訪問団が協定10周年記念行事に参加

 学術交流協定10周年を迎える2013年(平成25年)に、同じくナバラ州との姉妹提携10周年を迎える山口県訪問団とともに、ナバラ州及びナバラ州立大学を訪問しました。
 ナバラ州政府との10周年記念式典や現地の人々との交流行事に参加したほか、ナバラ州立大学と共同による記念フォーラムや公開講演会の開催、今後の学術交流に関する協議を行い、両大学の相互理解・交流の一層の推進を図ることができました。

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2024年1月 学術交流協定締結20周年記念調印式を実施

学術協定締結から20周年を迎えたナバラ州立大学を山口県訪問団の一員として訪問し、調印式を行いました。

岡正朗理事長とラモン・ゴンサロ・ガルシア学長との間で、今後の交流の更なる活性化や交換留学の継続などの意見交換を行い、学術協定を更新しました。

学術交流協定締結20周年記念調印式の様子1
学術交流協定締結20周年記念調印式の様子2

国際共同研究

 山口県立大学の専門性に特化した国際共同研究が進んでいます。

これまでの国際共同研究