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2022.02.09
「地域デザイン展2022」が開催されました
文化創造学科では、地域の文化・資源の振興をテーマとして、地域が育んできた暮らしと文化を探り、「地域に眠るチカラ」をカタチにしていく「地域デザイン」に関する教育・研究を行ってきました。
今年の地域デザイン実習のテーマは、「地域の未来と新技術 -手仕事とデジタルの出会い- 」でした。「山口県内の地域資源を活用すること」を課題として、学生がデザインを試みました。
毎年、その成果発表の場として、「地域デザイン展」を開催し、作品展示等を行っておりましたが、今年度は残念ながら新型コロナウイルス感染症対策のため、学内限定(2月7日~2月8日)で行いました。
2月4日には、学内と学外の大学関係者向けに「地域デザイン展2022」で展示した作品のプレゼンテーションを行い、多彩なアイデアの発表を行いました。
作品プレゼンテーションでは、地域デザイン実習の発表と併せて、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)にて、1年間株式会社田村ビルズ様と取り組んできた成果発表や、大学院生の研究成果である「山口陶漆器におけるデジタル加工」などについての発表もありました。
「地域デザイン実習」の展示作品の中には、山口県内の各市をPRすることを目的とした「山口県産おみやげ袋」や、山口県産米を活用した贈答用ブランド「山口米」を考案し、そのパッケージやロゴなどを制作した学生もおり、学生ならではの視点で山口県の「地域資源」について考え、デザインすることができたようです。
【「地域デザイン展2022」の様子】
【作品プレゼンテーションの様子】
2022.01.28
「大学生観光まちづくりコンテスト2021」にて優秀賞受賞!
これよりいよいよ"日本一"のアイディアを決める本選です。
感染症の拡大から、動画プレゼンで審査が行われますが、先日、無事、動画を提出しました。
山口県阿武町をテーマに「アブルフィ海岸に恋をして」という企画名で挑戦しています。
これは、同地での人口減少(とくに女性層)が続く対策として、観光を通じて「阿武に虜になる=恋をする女性」を増やそうというプランです。
審査結果等はこちら
【卒業生バトン(文化創造学科)】第四走:冨川 碧生さん
文化創造学科第四走は、稲留 公平さんよりバトンを受け取ったアースウォーカートレーディング株式会社にて勤務されている、冨川 碧生さんです!
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冨川 碧生(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
アースウォーカートレーディング株式会社勤務
~本社で仕事中~
山口県に生まれ、山口県をこよなく愛する冨川です。
萩市に生まれ育った私は高校卒業までほとんど県外に出たことがなかったため、第三走の稲留君とは逆で、慣れ親しんだ県内でないと生きていけないと思っていました。高校3年生になっても将来自分が何をしたいか明確に決まっておらず、親や先生にはかなり迷惑をかけましたが、最終的にはプロダクトデザインを学びながら、教員免許を取得できました。
社会人になってからは、ギフト会社で中元歳暮・ギフトカタログの制作ディレクションを行いました。大学で学んだデザインや配色の知識、制作に関するアプリケーションの知識などが活きる業務内容でしたし、県立大との産学連携の担当者となり、自分がいた研究室の先生・学生と新しい商品の開発を行なったりと、仕事をしながらも県立大との繋がりがありました。今は別の会社に転職し、営業として働いていますが、提案書やプレゼン資料の作成にはこれまでの学びが活きています。
高校までは萩市の狭い空間・狭い文化でしか生きてこなかったので、他県から入学してきた友人や個性のある先生・先輩との関わりは、自分の常識を広げてくれました。いろんな考えを持つ人と出会えたのが、県立大に入ってよかったことかなと思います。
私事ですが、2年前に結婚をしました。相手は同じく文化創造学科の同級生で、次はそちらの冨川さんに書いてもらいますので、お楽しみに!
~デザイン交流でフィンランドへ 北極線をまたぐ~
【卒業生バトン(文化創造学科)】第三走:稲留 公平さん
文化創造学科第三走は、國武 里枝さんよりバトンを受け取った学校法人 長門高等学校にて、国語教師として勤務されている、稲留 公平さんです!
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稲留 公平(国際文化学部 文化創造学科 2019年度卒)
学校法人 長門高等学校勤務
~仕事風景の写真~
生まれ育った地元を離れ、「両親の目が届かない県外で、自由に一人暮らしがしたい!」そんな軽い気持ちで高校生の時、大学選びを始め、山口県立大学に進学しました。
教員になりたいという漠然とした思いだけはあったので、教員免許取得のために学外で行われる教育委員会主催の学校体験に参加したり、教職課程の生徒同士で模擬授業をしたりと、校内外の活動に積極的に取り組みました。
また、学科の特性上、地域に出てフィールドワークをする機会が多く、地域に根ざすことや、限りある資源の有効活用などの視点から物事を捉えられるようになったのは現在の職場でも活かされていると思います。
大学自体の規模は決して大きいとは言えないですが、そんな中でも個性溢れる友人・先輩・後輩そして何より先生方に様々な刺激を受けながら、あるいは、そんな個々人の違いを享受しながら過ごした4年間でした。少人数だからこそ、1人ひとりと関わる密度が濃い県立大学で、「世の中には色んな考えや才能を持った人がいるんだなぁ~」と当たり前のことを強く実感させられました。今でもこの感覚は大切にしていて、生徒1人ひとりと"きちんと"向き合う際の難しさでもあり、面白さでもあるような気がします。
大学から通算すると山口での生活も今年で6年目を迎えます。まさか自分がここまで山口にいるとは思ってもみなかったですが、土地柄が合っているのか、出会いがそうさせているのか、不思議な縁を感じつつ、毎日なんとかではありますが、夢であった教員をさせて頂いてます。大学生の頃、グータラだった自分からは想像もできないでしょうが、頑張っています!迷惑をかけた先生・同輩安心してくださいっ!またいつかお会いできる日を心より楽しみにしております。
第四走は、山口に生まれ、山口をこよなく愛する卒業生に登場していただきます。お楽しみに!
~フィールドワークで岩国市にある五橋の酒蔵を訪問した際に、日本酒の飲み比べをしてできあがっています(一番右)(H30撮影)~
2021.11.22
「旧桜圃寺内文庫たてもの見学会」を開催しました
旧桜圃寺内文庫建物、100歳おめでとう!
旧桜圃寺内文庫は、第18代内閣総理大臣を務めた寺内正毅によって構想された私設図書館です。
建物の完成からちょうど100年になることを記念して、11月18日(木)に「旧桜圃寺内文庫たてもの見学会」が特別に開催されました。見学会では、本学学生や関係者が集まり、文化創造学科 斉藤教授の解説のもと、歴史ある文庫の内外を見て回りました。
参加されたみなさまの中には、初めて建物の中に入ったという方も居られ、普段、外観からは想像できなかった魅力的な内部空間に触れ、文庫建物の価値を再認識されていました。
大正時代の建築様式の特徴を色濃く残す「旧桜圃寺内文庫」(場所:桜畠3丁目1-49)通常、内部の見学は難しいですが、お近くを通る際は、その特徴的な外観をぜひご覧いただき、100年前の雰囲気に思いを馳せてみられてはいかがでしょうか。