卒業生バトン

【卒業生バトン(栄養学科)】第三走:和田 泉悠さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第三走は、宇髙 優美さんよりバトンを受け取った、松月堂製パン株式会社にて勤務されている、和田 泉悠さんです!

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 和田 泉悠(看護栄養学部 栄養学科 2020年度卒)
 松月堂製パン株式会社勤務


~事務所でパソコン作業をしている様子~

 栄養学を学びたくて入学した山口県立大学で、学生時代は人や機会に恵まれ、たくさんの出会いや新たなチャレンジなど、充実した学生生活を過ごすことができました。
 私は食に興味があり、その中でもパンが好きだったため、毎日のように世界各国のパンを調べては作りました。
 そして、趣味が高じて卒業研究もパンをテーマに研究を行い、その際に共同研究でお世話になった松月堂製パン株式会社へ入社しました。開発課として入社した後、製造、販売を経験し、現在は主に本社で直営店をまとめる直営本部の仕事をしています。まだ1年目で右も左も分からず試行錯誤する日々ですが、大学時代に学んだ栄養学や副専攻の環境システムの知識が要所要所で活かされ、勉強してよかったなと感じています。
 今年3月に無事合格した管理栄養士国家試験に向けての勉強では、卒業論文の作成や発表準備と重なったことでスタートが遅くなり焦りましたが、研究室の仲間と毎日励ましあいながら頑張ったことが心に残っています。
 バトンを渡してくださった同じ研究室の先輩でありサークルの先輩でもある宇髙さんに感謝申し上げます。そして、研究室の在学生と卒業生をつなぐ場を作り続けてくださる加藤先生に感謝いたします。


~作ったワンピースで糸島に行った時の写真~

【卒業生バトン(看護学科)】第四走:藤井 祥子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 看護学科第四走は、中村 彩香さんよりバトンを受け取った済生会下関総合病院にて看護師として勤務されている、藤井 祥子さんです!

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 藤井 祥子(看護栄養学部 看護学科 2017年度卒)
 済生会下関総合病院勤務

 ~仕事風景の写真~

 私は地元である山口県が好きで、授業・演習・臨床実習などの教育カリキュラムが整っており地域に根差した学校である県立大学で学びたいと思い入学しました。
 大学での看護の勉強や実習はきついなと思うことも多かったですが、看護学科のみんなに助けてもらい、刺激をもらいながら頑張ることができました。サークルは、よさこい部奄美連合萩組に所属し、地域のイベントや県内外のお祭りに参加して演舞をしたり、楽曲・振り・衣装を考えたりとたくさんの思い出ができました。無理のない範囲でアルバイトをしたり、友達とご飯を食べたりお出かけをしたりと充実した毎日でした。
 現在は済生会下関総合病院の呼吸器・消化器の内科で勤務しています。急性期から終末期までの患者さんがおられ、4年目となった今も日々学ぶことが多いです。
 大学で学んだ看護の知識はもちろんのこと、臨床実習において患者さんのためにできることを自分なりに悩み、考え、指導をいただきながら実践した経験は、看護師となってからも大切にしていることです。
 大学時代に出会った方々のおかげで充実した毎日を過ごすことができ、本当に感謝しています。またお会いできる機会を楽しみにしています。


~大学祭での演舞の写真~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第三走:瀧本 詩乃さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第三走は、垣元 瞳さんよりバトンを受け取った大分合同新聞社にて勤務されている、瀧本 詩乃さんです!

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 瀧本 詩乃(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 大分合同新聞社勤務

 
~社内で開催したSDGsの勉強会の風景。コミュニケーションの大切さを学びました~

 山口県立大学を初めて訪れたのは2012年、夏のオープンキャンパスでした。アットホームな雰囲気の中、優しい先生方に迎えられて安堵の気持ちを抱いたことがとても印象に残っています。
 県立大学へは「留学の機会が多くあること」「魅力ある先輩方の存在」「様々な進路選択の可能性」を決め手に受験しました。在学時は留学生のチューターやサークル活動に取り組みました。大学3年生の夏には、念願であったアメリカへ留学しました。現地では詩や小説といった文芸創作科目を受講し、言葉を通じた表現に興味を持つようになりました。
 卒業後は地元の新聞社に就職し、今年で6年目になります。3年間働いた新聞制作現場を離れて、現在は社内の横断的な取組を企画する部署で働いています。二部署の業務は全く異なるものですが、共通して異文化理解を意識する場面に多く出会います。例えば円滑なコミュニケーションを求められる時、相手や仕事によって扱う事柄が違う中で、言葉を慎重に聞き、背景を知ることが鍵となります。その上で自らの言葉で相手に伝える技術が問われます。4年間で実践し学んだ異文化理解に対する姿勢を鮮明に思い出す瞬間です。今も苦戦する日々ですが、日本にいながら異文化を体験し、理解しようとする行為は仕事や人生に豊かさを与えてくれる私の財産です。
 先生、県大のみなさんお元気ですか? 折に触れて皆さんのことを思い出し「そうだ、県大生らしく」がんばろう! と思いを新たに働く日々です。またお会いできる日が来ますように。その日までお元気で!


~一緒に留学した先輩と県大の交換留学生でもあったセンター大の友人と(左から2人目)~

【卒業生バトン(栄養学科)】第二走:宇髙 優美さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第二走は、村田 麻由美さんよりバトンを受け取った、山口県農林総合技術センター畜産技術部にて勤務されている、宇髙 優美さんです!

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 宇髙 優美(生活科学部 栄養学科 2009年度卒)
 山口県農林総合技術センター畜産技術部勤務


~鶏病予防のために試験用の鶏にワクチンを筋肉注射している写真~

 糖尿病に関心があったことと、国家試験の合格率が高かったことから、本学の栄養学科を選びました。大学時代は2型糖尿病モデルマウスを用いた試験研究に取組みました。また、軽音楽部に所属しドラムやピアノを演奏していました。大学内外の活動を通じて多種多様な人と交流してきたことで、好奇心を持って新しい世界に飛び込むことの面白さを学びました。
 紆余曲折を経て現在は山口県の畜産職として鶏の試験研究を行っています。主に山口県が開発したオリジナル地鶏に関する研究を行っています。実際に家畜の生産現場を経験することで、より深く「食」の重要性を考える機会に恵まれました。これまで管理栄養士と畜産職を経験しましたがどちらも「食」を支える大切な職業だと思います。
 大学在学中から現在に至るまでの様々な人や動物との出会いが私の1番の宝物です。受験生や在校生の皆様も大学で学ぶことを糧として、既成の枠に捉われず自分の興味のあることに挑戦してみてください。きっと世界が変わります。
 加藤先生をはじめ諸先生方、記事を書く機会を与えてくださった村田様、これまで出会えた皆様に厚く御礼申し上げます。次のバトンは私と共通点が多い素敵な後輩に繋ぎます。


~環境デザイン学科の先輩の作品のモデルとしてファッションショーに参加させていただいた時の写真~

【卒業生バトン(文化創造学科)】第二走:國武 里枝さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第二走は、甲斐 馨太さんよりバトンを受け取った学校法人永島学園 出雲西高等学校にて、国語教師として勤務されている、國武 里枝さんです!

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 國武 里枝(国際文化学部 文化創造学科 2011年度卒)
 学校法人永島学園 出雲西高等学校勤務

 ~仕事風景の写真~

 平成20年4月、友人が一人もいない山口県での生活がスタートしました。心細かったですが、声を掛けてくれた同じ学科の友人や先輩に助けられたことを、今も覚えています。
 文化創造学科で過ごした日々は、個性的な2期生たちや先輩に圧倒されてばかりでした。「教員免許の取得」という目標はあったものの、特段何かに力を入れて取り組んでいなかった私にとって、周囲の「私はこうなりたい」という強い意志が感じられる姿勢や、それを裏付ける行動力には驚かされました。しかし、それが「私も頑張らなければ」という原動力になっていたように思います。特に加藤ゼミの皆(先輩方や加藤先生含)の突き抜けたキャラクターに、私の凝り固まった頭を柔軟にしてもらいました。研究する作家について自分の恋人のように語る人や、作品の良さ・面白さについて熱く語る人...論点がズレることもありましたが、ゼミで論文について語り合う時間は、たいへん充実した時間でした。尾道への小旅行も良い思い出です。
 幼い頃から夢だった教師となり、10年が経とうとしています。日々変化する社会に、教育現場もあらゆる面で変革が求められています。夢や楽しいことに敏感な仲間たちと過ごした文化創造学科の日々と同じように、私自身も学び成長することを楽しみたいと思います。また、山口でお会いできることを楽しみにしています。
 第3走はご縁の国しまねで偶然お会いした、文化創造学科卒業生です!出会いに感謝!