サテライトカレッジ

第1回宇部市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年6月18日(土)、宇部市立図書館で第1回宇部市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『平家物語』に建礼門院の悲劇を読む」と題して、郷土文学資料センター長 稲田秀雄教授が受講者22名に対して講義を行いました。



 「平家物語」は、平家の栄華と没落が描かれた軍記物語です。講座テーマ「建礼門院」は平家物語の本編12巻のあとに添付された「灌頂の巻(かんじょうのまき)」に描かれています。建礼門院は平清盛の娘で、壇ノ浦合戦で幼くして入水した安徳天皇の母でもあります。



 講座では、建礼門院が戦場で過ごした日々や、平家が滅びた後、自分の母親と息子の安徳天皇が海に身を投じる姿を目の当たりにしたこと、自身も入水しようとしたが源氏の武者に捕まり、都へ連れて行かれたことなどが詳しく解説されました。



会場に設けられた展示コーナーには、講座の中で紹介された平家物語に関する資料もあり、受講者の皆さんは興味深そうに手に取られていました。
 「平家物語」について、より理解を深めることのできる講座となりました。

第2回防府市サテライトカレッジを開催しました

 令和3年11月5日(金)、英雲荘にて、第2回防府市サテライトカレッジを開催しました。今回の講座は一般の方を対象に「景観写真講座」と題して、国際文化学部 文化創造学科の倉田研治准教授が受講生11名に対して講義を行いました



 講座では、カメラの機能や上達のコツ、撮り方のポイントについて、講師から説明を受けた後、各自で英雲荘周辺の景観撮影に出掛けます。



 景観撮影では、撮り方のコツをさっそく実践されている方もおられました。



 撮影後は英雲荘に戻り、写真のセレクトです。



 講評会では、京都の写真家 柴田 明蘭氏によるオンライン講評が行われ、受講生全員の写真について、良い所やワンポイントアドバイスを述べられました。
 受講生からは、「一眼レフカメラに慣れていない人にもポイントを絞ってわかりやすくコツを教えていただけた」「講師の方の丁寧な説明がありがたかった」との声が寄せられました。

第2回山口市サテライトカレッジを開催しました

 令和3年10月28日(木)山口市徳地山村開発センターにて、第2回山口市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「遺言を愛のメッセージにするために」と題して、社会福祉学科の藪本知二教授が、受講生12名に対して講義を行いました。



 遺言とは、被相続人が、主に自己の財産(相続財産)について、自分の最終意思を死後に遺したものです。遺言は、本人にとっても遺された者にとっても幸せな人生を送るための方法の1つです。
 講義では、遺言を愛のメッセージにするためにどうすればよいか、相続制度や講師の経験した話とともに解説されました。



  講義中、相づちを打たれる方や熱心にメモを取られる方が多く見られました。受講者からは、「自分の事のようでした」「日頃聞けないことが知れて良かった」との声が寄せられました。

第1回 山口市サテライトカレッジを開催しました

 令和3年10月21日(木)山口市徳地山村開発センターにて、第1回山口市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「今日からはじめる脳の活性化エクササイズ」と題して、看護学科の佐々木直美准教授が、受講生13名に対して講義を行いました。



 脳の老化は20歳代くらいからはじまるそうですが、文章を声に出して読むことや簡単な計算を解くことで、脳の血流が良くなり、老化も予防できます。
 講義では、「文章を声に出して読む」「色読み脳トレーニングシート」「数字盤」などの教材を使って、脳を活性化するための今日からできるトレーニング方法が紹介されました。


文章をできるだけ速く声に出して2回読みます。


数字盤になるべく早くキャップの数字を並べます。全て並べ終えるまでのかかった時間を計ります。



 受講者からは「自分では考えつかないことを知ることができました」との声や、講座で使用した教材は全てお持ち帰りいただくことに「とても楽しく脳トレができました。これからも続けていきます」などの声が寄せられました。
 講座では受講者の笑顔があふれ、会場は終始温かい雰囲気に包まれていました。

第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました

 令和3年10月17日(日)宇部市立図書館にて、第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました。 今回は「酔っ払いのうた-杜甫・李頎、時間があれば李白-」と題して、国際文化学科の川口喜治教授が、受講生19名に対して講義を行いました。

講義の様子の写真1

 旧中国の伝統的な知識人にとって、酒は、詩文・書道・琴とともに必須のたしなみで、友人との別れの場にはつきものとされていたそうです。現代のように遠くにいてもすぐに会える状況でない時代に、お酒を酌み交わすことで、別れの時間を楽しく、そして大切にしていたことが伝わります。  講義では、唐代の詩人「杜甫」が八人の酒豪について描いた詩や、お酒好きで書道家の「張旭」について描いた「李頎」の詩が解説されました。

講義の様子の写真2

 受講者からは、「詩の中で大酒飲みのことを『長鯨の百川吸うが如し』と鯨で表現していることもおもしろいと思った」「今まで唐詩に関心を持ったことがなかったが、今回のお話でとても親近感がわき、唐代の人や歴史にも興味が持てるようになった」との声が寄せられました。
 講師のユーモアに溢れた言葉の表現やわかりやすい解説で、受講者の皆さんは講義を満喫されたご様子でした。