青島大学 国際文化学科3年 大塚乃々佳 <3号 2019年7~8月>

 留学生活も半分経過し、夏休みに入りました。現在は一時帰国し、勉学や遊びに忙しい日々を過ごしています。

夏休みの過ごし方

 夏休みに入るとまず、帰国時に単位交換で必要となる成績表をオフィスへ取りに行きます。結果は100点満点中何点で算出されます。それ以降は帰国したり旅行したりと様々ですが、私は初めの2週間のみ、青島にある中国語の塾に通いました。塾は友人と2人で通い、2対1での授業を行いました。1回の授業で100元(約1,500円)だったので、2週間毎日通い、2,400元(約36,000円)を支払いました。授業では口語の勉強を主に行いました。私たちは復習に焦点を当てたかったため、と基礎編の教科書を使用しました。先生の都合上、1日に6時間半も授業を受けることもありましたが、復習をしっかりと行うことができ、授業のない夏休みの間でも中国語のスキルが伸びたと実感できました。
 2週間の塾を終え日本へ帰国し、友人に会ったり家族との時間を過ごしたりと、充実した日々を送ることができました。また、中国語を忘れないようにと、ラジオで中国語を聞く等、勉学にも励みました。


塾で使用した教科書

公共交通機関

 私が普段利用する3つの公共交通機関について説明します。
 まず、バスについて紹介します。バスはどこまで行っても1元で乗ることができます。しかし少し乗車料金が高いバスも存在します。中国のバスには日本のように時刻表等は存在しませんが、基本的にはバス停で長くても10分程度待てば乗ることができます。支払いはアプリかバスカードで行います。私は普段バスカードで支払っています。バスカードを使うと、0.80元(約13円)になり、より安く乗ることができます。バスカードは様々な種類があり、キャラクターものから景色を描いたものまで様々です。ストラップの形になっているものは30元、カードは20元で購入できます。このカードはチャージ式で、大学内でもチャージをすることができます。
 次に、地下鉄について紹介します。地下鉄は全体的に日本とあまり変わらず、また衛生的です。乗車券を購入するかバスカードで乗ることができ、こちらも料金は2元からと非常に安いです。日本の地下鉄との大きな違いは、乗車する前に空港で行われるような荷物検査があることです。最初に見たときは驚きましたが、安全のためには必要だと感じます。地下鉄もバスと同様にあまり待ち時間はなく、とても便利です。
 最後に、タクシーについて紹介します。日本では、タクシーはほかの交通機関に比べて料金が割高であるメージが強いですが、中国のタクシーは非常にコストパフォーマンスに優れています。そのため最近ではバスより地下鉄より最も頻繁に利用しています。黒いタクシーは乗り心地が良く、水も無料でサービスされますが、他のタクシーより少し値段が高いため注意が必要です。走行中のタクシーを呼び止めて乗るか、アプリを使って呼ぶ方法があります。普段はアプリを使って呼んでいます。アプリを使うと、タクシーの運転手から電話がかかってくることがほとんどですが、話すスピードが速く、また青島の方言もあるため、序盤はなかなか聞き取ることができませんでした。ここがタクシーを呼ぶ上で最も困難なことだと思います。タクシーの運転手はおしゃべりな人が多く、会話の練習になるので実践的な練習になっています。
 「滴滴出行」というアプリを普段使用しており、このアプリは非常に便利で現在地から行先までを入力して確定ボタンを押すだけで、タクシーを呼ぶことができます。基本的に5分以内で乗車することができ、支払いは微信・支付包もしくはアプリ内で済まされることもあります。


バス車内の様子

地下鉄のチケット

今後に向けて

 次の学期の準備が始まり、新しい留学生もたくさん入ってきました。残り半年、悔いの残らないよう勉学に励み、また今しかできないような体験をいっぱいしていきたいです。