センター大学 国際文化学科4年 﨑山陽和 <1号 2023年9~10月>

センター大学へ留学に来てから、あっという間に3か月が経ちました。毎日忙しいですが、毎日がとても充実しているので本当にあっという間です。今回は出国までの準備、アメリカに到着してからのこと、授業や日常生活などを報告します。

【出国するまでの準備(ビザ、航空券、奨学金の申請)】

留学に行くことが決まり、出国するまでは1年間ありますが、決まった瞬間から準備をすることを強くお勧めします。ビザの申請は数週間と時間がかかるためI-20というビザを申請するための書類を受け取ったらすぐに申請を始めてください。ビザが届き次第航空券の手配という流れになります。航空券は早ければ早い方が安く買うことが出来るので、だからこそビザの申請を早く行うことをお勧めします。私は往復の航空券を購入し、帰国便は日付変更可能なものにしました。

このような手続きを行っている最中にも奨学金の申請等やることはたくさんあります。これは出発の数か月前に申請のための書類がYPUポータルから届き、申請することが出来ます。授業がある方たちは本当に忙しいと思うので、早め早めにリスト化して余裕をもって準備を行ってください。

【到着後】

到着するとセンター大学のバスが空港まで迎えに来てくれます。私はセンター大学指定の日付に着くようにしましたが、ほかの学生は前入りする等様々です。センター大学に着くとこちらのISOL(International Student Orientation Leader)が迎えに来てくれて、私の寮を案内してくれました。次の日からはISOLの方たちによって各国の留学生向けにオリエンテーションが用意され、各国の留学生たちとの仲を深めることが出来ました。

Bluegrass Airportで撮った写真
Bluegrass Airportで撮った写真です。長いフライトを経てやっと来たーっという気持ちで撮りました。
寮の部屋
私の寮の部屋です。大きいスーツケース2つで来ました。
ISOLでファーマーズマーケットに行った時の写真
インターナショナルスチューデントとISOLでファーマーズマーケットに行った時の写真です。この写真は留学生のみのオリエンテーションの時です。
ISOLでボーリングに行った時の写真
これもオリエンテーション中に留学生とISOLでボーリングに行った時の写真です。

【授業について】

私は、今学期は4つの授業を履修していますが、初めに取っていた授業が合わなかったので変更可能日内で変更しました。その際に多くの学生に助けてもらいました。自分の気になるものを履修するのも良いですし、現地の学生にどの授業が面白い・難しいなどアドバイスを聞くのもありだと思います。ほとんどの授業で私は苦戦しています。英語は聞き取れるのですが、それがイメージとして頭に入ってこず、理解に苦しんでいます。例えばappleと言われたら、赤いリンゴを頭の中でイメージとして理解できると思うのですが、難しい言葉が降ってくると途端に理解ができなくなります。そこで大切だと思ったのが、予習・復習です。ネイティブの言語でないからこそ、できる限り準備をして授業に臨むことをお勧めします。

German Culture and Language-1 (月・水・金 9:10~10:10 火 8:30~9:30)

ドイツ語を学びたかったため履修しました。新しい言語を学ぶのはとても楽しいです。毎日オンラインテキストブックから宿題が出され、それをもとに授業が行われます。自分で初めにテキストブックを使って勉強をし、授業で実践、またテキストブックを使って復習という感じで毎日しています。一緒に履修している学生のほとんどがドイツ語を高校生の時に学んでいたらしく、基礎があるので初心者向きの授業ではありません。私はドイツ語を全く知らない状態で履修したのでかなり苦戦しています。そのためチュータリングに行ったり、オフィスアワーに行ったり、ドイツ語が分かる友達に聞いたりと何とか着いていくようにしています。

Found. and Worldviews of Music(月・水・金11:30~12:30)

この授業の先生はとても優しいですが、クラスの雰囲気には未だに馴染めません。宿題はほとんど無く、先生もこの授業をただ楽しんでほしいと言っています。時々グループワークがあり、その度にナーバスになっていますが、現地の学生は本当に優しいのでしっかり頼って欲しいと思います。

Introduction to Linguistics(月・水・金 12:40~13:40)

この授業では言語学を学んでいます。とても興味深い授業です。毎回宿題が出ますが、そこまで多いものではありません。初めのころは多いなと思っていましたが、最近は慣れてきたのか、多いとは思いません。しかし内容が難しいときがあるので、その際は日本語で調べて意味を理解してから英語の資料を見て理解するようにしています。

Introduction to Marketing(月・水・金 15:00~16:00)

この授業では、オンラインテキストブックを使って宿題が出されます。授業前に読み物を読んだり、問題を解いたりします。テストがありましたが、「この場合はどのようなマーケティングをするか」という問題で記述式だったので、内容を理解して、自分だったらどうするかを考えながら勉強すると良いと思います。先生がとても明るい方で、元気になれる授業です。

【日常生活について】

寮生活

私はクラスや図書館のある建物から一番遠い寮で生活しています。歩いて10分かかります。しかし建物は一番新しいらしく、毎日の運動だと思うと全く距離は気になりません。同じフロアにエモーショナルサポートとして猫を飼っている子がいるので、たまに私も猫に癒されています。大きいキッチンがあるのですが、キッチンツールを買っていないのでまだ使ったことがありません。いつか料理がしたいです。またどの寮にも洗濯機・乾燥機があるので、いつでも洗濯をすることが出来ます!

寮の洗濯機
寮の洗濯機。私の寮は人数が多いので洗濯機の量も多いです。

食事

食事は基本的にキャンパス内のCowanという食堂でしています。Cowanだけでなく、ベーグルショップや簡易的スターバックスもあります。Cowanは朝・昼・晩と充実したメニューが毎日提供されるので、食べることが好きな私からするととても幸せな空間です。アメリカの食事がほとんどかと思ったら、たまに様々な国の料理の提供があり、サラダやフルーツもあるので自分の選び方次第では、不健康にならないと思います。そして食堂に行けば誰かしら友達がいるので、一日の出来事やテスト、勉強、いろんな話をしながら食べています。そして、たまに日本食を作れる友達が日本食を振る舞ってくれます。彼女の祖父母が日本人で祖母から日本料理を教えてもらったと言っていました。日本の炊飯器、日本食の香りをかぐと涙が出そうになります。今度、私も彼女に日本食を提供するつもりです。

はなさんが作ってくれた親子丼
はなさんが作ってくれた親子丼です。とてもおいしかったです!
一緒に食べたときの写真
一緒に食べたときの写真です。
Cowanの朝ご飯
Cowanの朝ご飯。目の前で作られるオムレツは毎回長蛇の列です。

生活(平日)

私は月・水・金は朝から夕方まで授業があるので、ほとんど寮には帰らず図書館で過ごしています。火曜日は授業が1つしかないので、終わったら洗濯をしたり、図書館で勉強をしたりして過ごします。木曜日は全休なのでこの日はゆっくり勉強を進めています。また、私は朝ランニングが好きなので、友達と毎朝7時からランニングをし、授業後は18時くらいからジムに行ってトレーニングをし、晩ご飯を食べた後、図書館に行って勉強というルーティンで充実した毎日を過ごしています。

ジムでの一枚

昨年県立大学に交換留学できたAnyaさんと時々ジムに行って、トレーニングを教えてもらってます。

生活(休日)

休日は毎週土曜日に学校からWalmart, Krogerというスーパーまでの無料シャトルバスが出ているので、それを利用して買い物をしています。たまに車を持っている学生がショッピングモールまで連れていってくれます。休日と言っても課題があったりするので、それを終わらせる日にしています。また、図書館に行ってみんなと課題をして、息抜きに遊んだりまた、大学の近くにコーヒーショップがあるので歩いて行って、コーヒーを飲んだり、と気分転換をしながら過ごしています。

近くの公園まで歩いた時の写真
授業が始まる前に、みんなで近くの公園まで歩きました。
バトミントンをした時の写真
休みの日には時々バトミントンもします。
おすすめされたジンジャーブレット
おすすめされたジンジャーブレットです!近くのパン屋さんで買うことができます。
おすすめのコーヒーショップ
おすすめのコーヒーショップです。コーヒー以外にもほかの飲み物もあります!息抜きによく行きます。

終わりに

この3か月間は本当に怒涛の毎日を過ごしていました。留学は辛いと良く言われますが、確かに辛かったです。初めの数週間は、「憧れの長期留学!英語漬けだ!やった!」という気持ちで毎日を楽しく過ごしていました。しかしアメリカでの生活に慣れてきた頃に、とても気分が落ち込みました。授業についていけない、授業で現地の学生みたいに発言できない、友達と話していても、スラングや聞きなれない言葉が飛び交い会話についていくのがやっとでした。「なんで2か月もいるのに何も変わってないの?」と思っては涙が止まりませんでした。しかし、ありがたいことに周りの学生に恵まれ、この悩みを抱え込むことなく、助けを求めることができました。不安に思ったことや、悩みは抱え込まずに信頼できる人を見つけてどんどん相談してほしいです。彼らは嫌がらずに、親身になって聞いてくれます。もし嫌がったらその人には相談しないで他の人を頼ってください。私たち日本人は「察する力」があるかと思います。私はとくに人の顔の表情や話し方から察してしまって疲れることが多々ありました。しかしこちらでは「察する力」は時に悪く出るかもしれません。アメリカでは「察してほしい」というのも通用しません。言葉にしないと何も解決しないので、言葉にして図々しいと思われるくらいで良いと思います。あと6か月しか残ってないので、悔いの残らないようアメリカの学生生活を過ごしていきたいと思います。

Northside Hall
私の寮、Northside Hallです。かわいい野良猫と一緒に!
Cincinaty tripで野球観戦をした時に撮った写真
昨年、YPUに交換留学生として来た、AidanくんとEmilyさんと!これはAidanくんたちが企画してくれたCincinaty tripで野球観戦をした時に撮った写真です。