2023年4月

感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)修了式を行いました

令和5年3月24日(金)、令和4年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式を挙行しました。

本課程は、感染管理分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる感染管理認定看護師を育成し、看護専門職の質の向上、地域保健医療の質の向上に資することを目的としています。本年度は15名の看護師が高度かつ専門的な知識や技能等について学び、修了しました。

始めに、田中マキ子学長から、修了生一人ひとりに「修了証書」、「履修証明書」及び「特定行為研修修了証」が授与され、「約1年間にわたる通常の業務に従事しながらの修学努力に敬意を表したい。本課程を受講した理由は様々だと思うが、その意味を今一度考えてほしい。資格がないとできないことがたくさんあり、その尊さを知ってほしい。新型コロナウイルスが変異していったように、看護師もその先を行くように変わっていかなければならない。皆さんは専門職としての磨きをかけるスタートラインに立ったことを意識し、現場に戻られて良きリーダーとなってほしい。」と式辞がありました。

証書授与の様子

式辞を述べる田中学長

修了生答辞では、「eラーニングの学習も各施設で頑張っている仲間がいると思うことで乗り越えられた。8月からの集中講義が始まり、講義や演習、実習などで様々なことを学んだ。臨地実習を通して感染管理認定看護師の活動や特定行為を行うためのアセスメント力などを身につけた。本学での学びを今後自施設で活かしていけるように日々邁進していきたい。」と受講の感想や今後の抱負が述べられました。

答辞を述べる修了生

閉会にあたり、家入裕子看護研修センター長から、本教育課程の振り返りとともに「修了したこれからがスタートだ。施設の感染管理だけでなく、地域の感染管理のレベルアップに向けて自信をもって活動の場を広げていってほしい。」とエールの言葉が送られました。

家入センター長

集合写真

修了生のこれからの活躍が期待されます。

【卒業生バトン(看護学科)】第十一走:奥村 なるみさん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 看護学科第十一走は、今村 玲奈さんよりバトンを受け取った下松中央病院にて看護師として勤務されている、奥村 なるみさんです!

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 奥村 なるみ(看護栄養学部 看護学科 2017年度卒)
 下松中央病院勤務

 高校在学中、祖母の入院をきっかけに看護師を目指しました。急な進路変更であったため、様々な学校のオープンキャンパスを急いで回りました。その中で多くの方と関わり、より印象に残った山口県立大学へ進学を決めました。
 大学時代で一番記憶に残っているのはやはり実習中の経験です。患者様との関わりや学びを、後日先生方と振り返る。その繰り返しのなかで多くの事を学ばせて頂きました。また、サークルではよさこい部奄美連合萩組に所属し、仲間と協力しながら物事を作り上げていく達成感や難しさを学びました。アルバイトも並行して行っており、大学生活を通してたくさんの学びや経験ができたと思います。
 現在は総合病院のICU勤務を経て、地域包括病棟で勤務をしています。卒業後の進路を悩んだ際、ゼミの先生にまずは大きい病院で学びを深めることを薦められました。そこで興味のあった急性期に進み、幅広い分野での看護について学ぶ事が出来ました。結婚を機に転職しましたが、ICUでの経験や知識・人との繋がりは私の看護観に大きく影響を与えたと感じています。
 大学時代でのご縁を通したくさんの事を学び、多くの経験をさせて頂きました。それらの機会をくださった先生方や友人達に感謝しています。これからもそれらを基に看護に携わっていきたいと思います。