ビショップス大学 国際文化学科3年 小方凜<最終号 2023年5~6月>

無事にカナダでの大学生活を終え、楽しみにしていたトロント旅行への準備を始めました。

退寮について

私が住んでいた学生寮(paterson)では、4人で一つのリビングを共有していたので、キッチンで使っていた調理器具や調味料は4人で分担して処分しました。調味料はロスが出てしまったので、入居時にお互い確認しあって買うべきだと反省しました。また調理器具に関しては、寄付するために設けられた部屋があるので、そこへ寄付しました。他にも持って帰れなくなった服や数回使ったスケート靴も一緒に寄付をしました。

小方さんが住んでいた学生寮(paterson)
学生寮(paterson)

退寮当日の流れ

私は、日本へ帰国する際にトロントで3泊する予定だったので、モントリオール空港を経由してトロント空港まで行きました。大学にモントリオールまで直接送ってくれるバスを呼んで、深夜3時に大学を出ました。朝方着いて、モントリオール空港を出発し、夕方頃無事にトロントへ到着しました。

トロント旅行

■1日目 ナイアガラの滝

1日目はナイアガラの滝の見えるホテルでゆっくりと過ごしました。暇になったので辺りを散策しましたが、まるで敷地内が遊園地のようで、飽きることなく楽しむことができました。カフェの店員さんに今から8ヶ月ぶりに日本へ帰国することについておしゃべりをしたら、ドーナツをご馳走してくれたのでラッキーでした!時期によってナイアガラの滝もSHOWの見せ方が違うので、下調べをして、時期を狙っていくのもいいですね!

トロントのホテル敷地内の様子2
トロントのホテル敷地内の様子3
トロントのホテル敷地内の様子4

■2日目 ナイアガラの滝ツアー

2日目は、ナイアガラの滝のバスツアーに参加しました。ホテルまで迎えが来てくれ、ナイアガラの滝を船に乗って渡ったり、辺りの街を散策したりと6時間で周辺のことを存分に知ることができました。運転手さんもとても丁寧で、安心して参加できました。この時チップが必要になるので、現金を常に持参しておくことは大事ですね。

ナイアガラの滝の様子1
ナイアガラの滝の様子2

■3日目 ブルージェイズの試合観戦

3日目はホテルを出て、バスで2時間ほどかけ再びトロント空港まで戻りました。お目当ては、ブルージェイズの試合です。私は日本にいた頃から野球観戦が趣味だったのでとても楽しみにしていました。球場までは空港から出るモノレールを使って行きました。球場はドーム型で、中にはたくさんの露店がありました。日本のものとは比べないものにならないほど高価でしたが・・。憧れのホットドッグを買い、隣の席になった老夫婦と仲良く話しながら楽しみました!カナダに来た頃は相席した現地の人と楽しく会話をできるとは思っていなかったので、自身の成長を感じました。

ブルージェイズの試合観戦中に食べたホットドッグ

8ヶ月間カナダに滞在して得たもの

まず、第一に英語力を伸ばすことが出来たと思います。私は、英語科が設けられている高校で3年間を過ごしたので、自分自身の中で「私は英語が話せる!」と過大評価をしてしまっていましたが、実際に海外で過ごして、それは単なる思い込みだったことを実感しました。初めのうちは実力と環境とのギャップが大きく、ストレスを感じることも多かったです。しかし、悔しさをバネに積極的に英語を使い、話すことで、英語力はもちろんコミュニケーション力も伸ばすことが出来たと思います。帰国後どのくらいの頻度で英語を話すのかは分かりませんが、引き続き英語の学習に勤しんでいきたいです。

学習に関することだけではありません。私は、生活を送ることの大変さも知ることが出来ました。私は県内出身なので、一人暮らしを経験したことがありませんでした。初めての一人暮らし、その上海外なので、家事と勉強の両立、またお金の管理等には苦労しましたが、それ以上に家族がどれほどの想いで私をここまで育ててくれたのか、何度も何度も考えました。きっと遠く離れているからこそ、家族のことをしっかり考えることが出来たように思います。

悲しいことや悔しいことはこの8ヶ月間で沢山経験させて頂きました。しかし、それ以上に楽しいことは多く、この交換留学プログラムに感謝しています。

私の背中を押してくれた家族、先生方、友人、そして8ヶ月間共に高め合えた「平中さん」「申さん」本当にありがとうございました!