釜山大学校 国際文化学科4年 田中碧 <2号 2022年5~6月>

はじめに

 釜山に来て5か月が経ち、大学生活にも慣れてきました。5月6月は期末試験、日本の大学の卒業論文の準備などで忙しく過ごしたので、今回の定期報告では韓国の大学での過ごし方についてお伝え出来たらなと思います。

試験について

 韓国では4月に中間テスト、6月に期末テストが行われます。1つの授業を除いて対面でテストが行われました。

中間テスト
 中間テストでは履修している4つの授業のうち、「グローバル中国語Ⅰ」、「高級韓国語」、「映像の中の韓国語」の3つの授業で試験が行われました。「グローバル中国語Ⅰ」は簡単な文章を中国語に直す問題と中国語の文章を韓国語に訳す問題が主に出ました。「高級韓国語」は短い回答を書く問題と論述式の問題が出ました。授業内で扱った歌や短めの小説の解釈に関する試験だったので、内容をしっかり理解していくようにしました。「映像の中の韓国語」では、会話(말하기)のテストと記述のテストが行われました。会話のテストでは2人1組のペアでテーマに合わせた10文程度の会話を事前に作成し、覚えて発表します。発音や、会話で使われる言葉としての韓国語に気を付けながらテストに挑みました。記述のテストでは、授業内で扱った表現をしっかり理解できていれば答えられる内容でした。「留学生のための韓国語セミナー」は、試験の代わりにレポートの課題が課されました。

期末テスト
 期末テストも中間テストと同じく「留学生のための韓国語セミナー」以外の科目で対面での試験が実施されました。中間テストと特に出題形式に違いはなかったので、中間テストの時よりも余裕をもって準備することができました。「留学生のための韓国語セミナー」ではグループ課題が課され、発表をすることで成績評価が行われました。外国人ばかりなので、スムーズに進まないこともあり大変でしたが、とてもいい経験になりました。また課題の発表をグループの代表として行ったのですが、ミスなく発表することができたので自信に繋がりました。
 テスト期間には寮の近くにある自習室に行き勉強しました。今学期はとても良い成績をとることができたので、来学期も気を緩めず頑張りたいと思います。

大学生活

学園祭
 昨年までコロナの影響で中止されていた学園祭が今年から開催されることになりました。韓国の学園祭では、在校生のステージだけでなく芸能人のステージもあると聞いていたのでとても楽しみにしていました。今年はGummyとWINNERが出演し、とても盛り上がりました。
 同じく釜山にある釜慶大学校にHEIZEがくると聞いたので、釜慶大学校の学園祭にも行ってきました。コロナの影響で学園祭は体験できないだろうと思っていたので、開催できるところまで状況がよくなっているというのがとても嬉しいです。

釜慶大学校にHEIZEが来た時の写真です。好きな歌手なので直接見ることが出来てとても嬉しかったです!

サークル活動
 PNUFというサークルに参加し、1学期の間、週に一度韓国人の学生と学校近くのカフェに行ったりしながら交流を行いました。最初はサークルに入るか悩んでいたのですが、週に一度、韓国語だけで話す機会を持つことができたので入ってよかったと思っています。私が韓国で生活しながら分からなかった表現があったときにはたくさん調べながら教えてくれたり、韓国での生活についてアドバイスをくれたりとサークル活動を越えてたくさん助けてもらいました。

バディとの交流
 バディとは前回の号でも書いた通りキャンパスが違うため学期中は頻繁には会えませんでしたが、夏休みに入ってからは同じ寮に住むことになり、頻繁に遊びに行っています。おいしいお店を教えてくれたり、一緒にカフェに行ったりしながら過ごしています。バディは日本文化に興味があり、お互いにわからないことを助け合える良い友達です。

バディとの写真

韓国での生活をサポートしてくれるバディです。本当にたくさん助けられています。

休日の過ごし方
 休日は釜山内のいろんなところに遊びに行っています。2019年に山口県立大学に語学研修に来ていた子たちと遊びに行ったり、釜山大学校にきている交換留学生の子たちと観光地に行ってみたりしながら充実した日々を過ごしています。

ケーブルカーの写真

同じ時期に交換留学に来た友達と松島(ソンド)にあるケーブルカーに乗りに行きました!釜山はすぐに海に行けるのが個人的にうれしいです。

 語学研修の際に出会った友達は、私が大学一年生でまだ韓国語での会話がスムーズにできなかったときに仲良くなったので、3年越しに再会し、自分の韓国語の進歩を実感することができました。今もその時の縁が続いているのがとても嬉しいです。

ボードゲームの写真

 語学研修の時に出会った友達とボードゲームカフェに行きました。最終的にお金をたくさん集めた人が勝つゲームなのですが、韓国語で取引をしなければならないのでただのゲームですがすごく頭を使いました。

おわりに

 韓国に来てからあっという間に時間が経ちました。卒業論文、就職活動との両立で貴重な自由時間をしっかりと生かすことができなかったのが前期の反省点です。夏休みと後期は気を引き締めて、しっかりと楽しみながら頑張りたいです。