いよいよ一年の締め括りです。テストやイベントに追われ、あっという間に冬が終わったような気がします。この2ヶ月間で、日常会話で英語が瞬時に出てくることも増え、自身の成長を感じました。今回は、1年間の学校生活の中で最も重要な最終試験と、学年末に開催されたイベントについて紹介していきます。

最終試験

全学期と同様に、最終試験は授業によって形態が異なります。今学期は、筆記試験が2つ、実技試験が2つありました。

ESL125 - English Phonetics and Pronunciation

この授業では、定期的な課題が与えられていたので、最終試験はそれほど苦ではありませんでした。通常の課題と同様に、与えられた文章を音読し録音した音源を、ポータルにて提出して完了です。普段はあまり意識しない同音異義語など、気をつけて発音する必要がありました。

FRE115 - Introduction to French Phonetics and Aural Comprehension

フランス語初心者向けの発音に特化した講義です。最終試験は、童話をペアの学生と共同で音読し、撮影したビデオを提出することで完了します。私のペアの学生はクラス内で一番流暢にフランス語を話すので、たくさん助けてもらいました。フランス語のクラスを初めて受講した9月に比べると、綺麗に発音できるようになっていて嬉しかったです。

FRE101 - French II

3カ月で学んだフランス語の文法の範囲の筆記試験を受けました。この授業は、毎回オンラインで受けるテストがあります。最終試験は、過去問題を中心に出題され、同様にオンラインでの受験になりました。

MUS116 - Film Music II

映画で使用された楽曲に関して考える講義でした。月に一回のエッセイの提出と中間テスト、最終試験は作者やタイトルを答える簡単なテストでした。映画を見る際に、自然と楽曲の効果について考えることが増えたので、受講して良かったです。

大学主催のイベント

ビショップス大学では、大学が主催する様々なイベントがあります。

今回は私が参加した二つのイベントについてご紹介します。

God Talent

このイベントは、キャンパス内にある各寮のリーダーたちが主催したショーイベントです。

God Talentとは、イギリスの有名オーディション番組で、番組内では様々な特技を持った一般人が審査員と大勢の観客の前でパフォーマンスを行います。そのオマージュであるビショップス大学のイベントでも同様に、寮に住む学生から受験者を募り、主催者が審査員として優勝者を決めます。私は日本に居た頃から、ギターで自作曲をイベントで歌っていたので、今回のオーディションに挑戦しました。受験者は20人程度で、私のように音楽を披露する学生もいれば、ダンス、手品、ラップ、トーク、ポエムなど様々な分野の特技をパフォーマンスしていました。5分ほどのステージでしたが、200席あるホールはほとんど満席で、とても緊張しました。私は、自作曲を歌いましたが、日本語が分からない学生たちも、大変盛り上がった様子で、最後にはスタンディングオベーションを浴び、ステージから降りることができました。そして驚くことに、今回のイベントで優勝することができました！音楽に必要なのは共通言語ではなく、パッションだということを認識でき、今後の自身の活動に大きな影響を与えてくれました。応募時は「本当に私が出演してもいいものか」と葛藤しましたが、勇気を振り絞り、参加して本当によかったです。

Banquet

このイベントは、大学での1年間を振り返る食事会です。フォーマルなパーティーなので、きちんとしたドレスを着る必要があります。私はAmazonで購入しました。パーティーでは友達とテーブルを囲い、イタリアンビュッフェをいただきました。イベント中は、司会者が1年間の総まとめを写真と共に振り返り、学校に貢献した学生の授賞式があります。そして最後には、メインイベントである「年間最優秀レジデンス」が発表されます。レジデンス（寮）は、イベントやボランティアへ参加することで得ることの出来るポイントを、一年を通して競い合います。私の所属するパターソンは、僅差で優勝を逃してしまいましたが、もうすぐ終わる留学生活を友達と共に楽しく振り返ることができてとても良かったです。

最後に

無事に8ヶ月間のビショップスライフを終えることができました。初めてのフランス語だったり、英語で行われる講義に苦労しましたが、各国からの友達もたくさんでき、とても充実した日々を過ごせました。お別れは寂しいですが、再会を夢見て、今後も英語・フランス語の学習に励んでいきたいです。来月の帰国前の旅行も存分に楽しんで帰ります！