産業界の皆様へ


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山口県立大学では、中国・四国地区協働型人材育成事業に取り組み、中国・四国協働型人材育成ネットワーク(CoHRD)において、他県の大学や企業、経済団体との連携を図っています。

CoHRDは以下の3つを目指しています。
 1. 自律型(自分で考え行動できる)人材の育成
 2. 地域の企業で働くことの意義や社会的価値の醸成
 3. 産業界との信頼コミュニュティの形成

学生を地域で活躍する人材として育成していくためには、企業・官公庁・経済団体等の皆さまとの「協働」が重要となります。
インターンシップを中心とするキャリア形成支援へのご協力をお願いいたします。

「協働型」とは...

 協働(Collaboration) は、関係者が一体となって、達成すべき課題あるいはその解決方法自体を創発し実践する形を表すのに対し、共同(Co-operation)は、達成すべき課題が明確で、作業を各自に分担することができるという違いがあります。従来の協力関係は、このうちの「共同」に近いものだったのではないでしょうか。
たとえば、産業界から要望の強い「前向きに行動する力」「チームワーク力」などの育成は、学生、企業の人材双方に共通する課題であるといえます。しかし、高等教育機関と産業界が「共同」のままの関係をつづけて、それぞれが独自の取組をしているだけでは、こうした課題を克服することは困難だといえます。
CoHRDは、高等教育機関と企業が、互いに共通しかつ従来の方法では解決困難な課題に取り組むことをめざします。
これまでのような互いが補完的に関わる(共同型)ではなく、シナジー効果を創発する関わり方、つまり協働型をベースに「信頼を軸に繋がる関係」を構築し、優れた地域人材を育成していくことこそが、これからの時代を切り拓いていく鍵になるでしょう。

協働型キャリア形成支援

企業や経済団体の皆さまとともに、学生のキャリア形成に資する取り組みを行います。

本学では、2013年5月に「インターンシップやキャリアについてのぷちワークショップ」として、地元企業の経営者やNPO法人の広報担当者と学生との意見交流の場を設けました。

今後も、大学における人材育成に産業界の方々のご協力をいただきながら、取り組みを進めていきます。

協働型インターンシップ

本事業で取り組む「協働型インターンシップ」では、大学が各事業所のインターンシップ・プログラム開発に関わることによって、受入事業所にとってもメリットとなるインターンシップを実施していくものです。

特に、これまでインターンシップとして行われてこなかった「実践型」のプログラムでは、単に社会貢献の一環として学生をお世話していただくのではなく、「期間限定の社員」として位置づけ、事業所の仕事にインターン生が取り組みます。それにより、新たな事業の展開の試行といった仕事での成果や、社内の人材育成ノウハウの蓄積や仕事の見直しといった組織の活性化をはかることができます。
学生にとっては社会経験を通して成長する機会となり、事業所にとっては社内を活性化する機会となるようなインターンシップの実施を目指しています。

期間やプログラムは、受入先によって様々です。
本事業では、広く社会について知り、キャリアや大学生活についても視野を広げることのできるインターンシップを提供していきたいと考えています。