ラップランド大学(2018年度交換留学生)国際文化学科4年 平松栄一郎 <2号 2018年11~12月>


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 Moi!

 12月になるとクリスマスシーズンと思われますが、ロヴァニエミは11月16日から公式なクリスマスシーズンが始まります。1ヵ月以上クリスマスシーズンともなると、ちょっと気が滅入ります。
 12月に入ると変わるのが、大学と寮です。テスト期間はあるにはありますが、ほとんどの講義では最後の講義がテストもしくはレポート提出なので、授業が終わると同時に冬休みです。多くのヨーロッパからの学生は実家に帰って、クリスマスと年越しをするので、寮も空になり寂しくなります。留学期間は山口県立大学では1年と決まっていますが、他大学からの留学生は半年のみの学生も存在します。そんな寂しいクリスマスには、みんなでパーティーです。寮の地下室に集まって持ち寄りでわいわいと過ごします。お互い「やることないねぇ。」と過ごしていると、世界のどこでも人間らしさを感じます。

 そしてついに、-20度の世界がやってきました。寒さが厳しいので、こんなときは編み物をして寮で過ごしたりしています。また大学のWeboodio(山口県立大学でいうところの「YPUポータル」です)も、メンテナンス中なので履修も決められないと言う大学とは一切切り離された冬休みなので、ある程度の履修は冬休み前に決めないと大変なことになります。
 しかしこんな厳しい冷え込みの中だからこそできる、先日オープンしたアイスホテルに行ってきました。  アイスホテルは、雪と氷だけでできたホテルで、室温-5度の中で眠ります。ここにあるアイスバーで、氷のグラスで飲み、それを壁に投げて割るのが醍醐味です。
 1月7日からまた春学期(気温は相変わらずマイナス)が始まります。きっと新しいルームメイトが来るだろうと期待をこめて編み物をせっせと編む日々です。そのうちマフラーが完成するはずです。

 もしこの記事を読んでいる方がいて、フィンランドのことを聞いてみたいという方がいらっしゃれば高等教育センターのどなたかを通して、質問してください!今後旅行でも行ってみたいと言う学生もいればぜひどうぞ!