青島大学(2018年度交換留学生)国際文化学科3年 西村実央<1号 2018年3~4月>


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渡航について

 3月5日に福岡空港から青島空港まで行きました。空港から青島大学の寮(敏行楼)までは大学の方に車で送ってもらいました。自分で青島大学と連絡を取り、到着日時を打ち合わせて、空港まで迎えに来てもらいました。福岡空港の銀行で一部外貨両替をして行きました。ただし、上限が20,000元までなので、その他のお金は中国の銀行で両替をしました。
 私は日本で受けた中国語検定4級を持っています。

教室から見える青島の景色

寮生活について

 青島に着いたらまず寮費を払いました。南向きの寮の寮費は通年で13,800元です。2人部屋であり、私はタイ人の男性と生活しています。彼は、青島での生活が私よりも長く、とても親切にしてもらっているので、様々な手続きや、生活用品の買い出しなどを手伝ってもらいました。洗濯機は寮生共用の物が数台あり、5元で洗えますが、少々粗めで服が傷んだり、色移りしたりと、決して日本の洗濯機と同じ感覚で使用しない方が良いと思います。簡単な洗濯であれば手洗いをしています。また、中国で髪を切った際、お任せと言ったら結構ざっくり切られたので、お任せは控えて、少しずつ切ってもらうべきだと実感しました。
 留学生活はあっという間に2か月が過ぎました。中国での生活にもすぐに慣れ、食事もおいしい料理が多く、満足しています。毎日が新鮮であることに感謝しつつ、大事に過ごしていきたいです。本当に恵まれた環境にいると思いました。

敏行楼

中国料理、大学付近にあり、安くておいしい

様々な手続きについて

 保険、パスポート、ビザ、授業についての手続きが午前中に行われ、1時間半から2時間かかりました。パスポートの原本だけでなく、パスポートとビザのコピー、背景が白の顔写真が2枚、授業料などのお金が必要です。コピーや撮影は敏行楼内でもできますが、あらかじめ持参しておいた方が良いと思います。また、身体検査も受けないといけませんが、これはバスに乗って指定された施設まで行く必要があり、まだ土地勘のないうちに行くので相部屋の人など頼れる人と行った方が良いです。

授業について

 3月8日に留学生全体のオリエンテーションがあった後、各クラスに分かれて第1回目の授業を受けました。私は、初級の中では一番上のクラスの104Bで前期の授業を受けます。クラス分けは初級、中級、高等という大枠の中で各クラスが3、4つずつあります。授業開始から1週間はクラス変更ができるので、自分でレベルの合うクラスを選択できます。青島大学はクラスの選択肢が比較的多いと思います。基本的に予習をして授業を受け、宿題も多くはありませんが毎日出されます。私は総合課、聴力課、口語課を受講しています。授業時間は平日8時半から50分授業が4コマ、休憩は10分ずつで12時半に終了します。授業は午前中で終わるので午後は外に行ったり、自習をしたりと自分の好きな時間に使えます。

授業で使う教科書(左から口語、聴力、総合)

中国の携帯と銀行口座について

 午後の時間を使って、中国の携帯を買いに行きました。OPPOの携帯を998元で買い、SIMカードは大学内で売っているので100元で後日買いました。また、中国銀行で口座を作りました。口座を作るには、中国の電話番号が必要になるので先に携帯を買う必要があります。最近、中国にはたくさんの銀行がありますが、中国で外国人が口座を作ることへの規制が厳しくなったことで、2、3件の銀行に断られ、中国銀行で口座を作ることになりました。手続きの際には、健康保険証の番号も必要でした。

居留許可の申請と取得について

 入国後30日以内に居住地の公安局に申請して「居留許可」を取得する必要があります。大学関係者の方が新留学生一同を公安局まで連れて行ってくれて、手続きもしてくれました。手続きには400元かかります。手続きが終わるとパスポートを公安局に預けるので手元になくなり、後日、大学に送ってもらいます。しかし、パスポートは自分で大学に返してもらうように伝えないといつまでも手元には戻ってこないと思います。