青島大学(2018年度交換留学生)国際文化学科3年 宮本ももこ<2号 2018年5~6月>


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 4月の中間テストも終了して、旅行や、青島大学留学生代表として参加した「留动中国」大会へ向けた練習にと、毎日盛りだくさんな日々を過ごしました。中国語学習においても、授業や自主学習に加えて、中国人の友人と交流することで、中国語を話すことがより好きになりました。

日照

 中国の「五一劳动节」という4連休を利用して、日照へ曲阜師範大学の友人達へ会いに行きました。青島からバスで2時間ほどの距離で、海の見える街です。

中国人学生寮体験
 久しぶりに会う友人達と食事をし、友人の住む寮に泊めてもらいました。私も県立大学で2年間寮生活を送った経験がありますが、中国の寮はより大変だと感じました。友人の寮は4人部屋だったのですが、中国の寮は12人部屋、8人部屋、6人部屋も普通にあるとのことで、この寮生活が、中国人の人と人の心の距離の近さに関係しているのではないかと考えました。

カウチサーファーとの出会い
 日照で世界各国を旅しているロシア人のカウチサーファーに会いに行き、どのようにより良い旅をするか、お互いの考えを交換したり、自国の文化や中国について、面白い経験など、様々な事を語り合いました。新しい人との出会いはとても楽しく、旅から学ばなければならない事は何か、より一層世界中を旅してみたいと思う気持ちが大きくなりました。

潍坊

 潍坊は古い街並みと、美味しいローカルフード、町の人々が奏でる音楽にと、中国らしさが色濃く残る場所でした。


 中国には公共自転車が至る所にあり、私はよくそれを利用して町を見て回るのですが、特に潍坊はサイクリングに最適な場所でした。大きな湖を取り囲むように、至る所にお寺があり多くの人々に親しまれている様子でした。2日間で30㎞くらい自転車に乗り、道に迷いながらも、自然豊かな農村地域では、人々の暮らしを垣間見ることができ、発展した地域では、ネオンに輝く色とりどりの夜景を楽しみました。

「留动中国山东赛区」 in 济南

 私にとって今学期一番の思い出は、「留动中国」に参加したことです。この大会は、中国に留学生している大学生を対象とした、大学対抗試合です。種目は、中国をテーマにした舞台発表、クロスカントリー、バスケットボールです。


 この大会に向けて、3月末から練習が始まり、選抜メンバーの選考が始まりました。初めての中国武術に苦戦しながらも、無事にメンバーに選ばれることができ、この練習を通して私自身のコミュニティも広がり、信頼できる仲間もでき、さらに中国文化のより良い理解へと繋がりました。今大会では、青島大学は山東省で5位になりました。この活動を通して、お世話になった先生方や、中国人学生の皆さまには心から感謝しています。

即墨

 青島市内の即墨に住む、中国人友人宅へホームステイに行きました。ホームステイを通して、日本とは違う家の造りや、様々な文化の違いを学びながら、中国人のおもてなし文化に触れることができました。

山に海にと綺麗な景色を楽しみました

素敵な友人達

 期末テストが終了して、多くの友人達が次のステップへと青島を離れて行きました。もう二度と会えないかもしれないと思うと、さよならを言うのはとても悲しいですが、思い出を胸に、彼らに負けないくらい、自分自身の人生を見つめていこうと思います。

今学期を終えて

 今振り返ってみると1週間で終わってしまったかのように、とても早く感じます。この4か月で、この留学目標の50%をクリアすることができました。あと残りの50%と+αを求めて、この夏休みの旅行と後期を楽しんでいきたいです。