みて・さわって・かんじよう!今日からきみもたべものハカセだ


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 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子どもたちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 6月14日(日)に、柳井市立柳北小学校1、2年生21名を対象とした食育活動「みて・さわって・かんじよう! 今日からきみもたべものハカセだ」を企画し、5つの食べ物クイズを行いました。


 はじめに、ゴハンジャーが登場して自己紹介をし、みんなで仲良くなるための「グーパーゲーム」を行いました。


 そのあと、グループに分かれてクイズ別に設けたブースを回ってもらいました。

【1. 断面当てクイズ】

 これは、普段見ない角度から切った食べ物の写真を見て、何の食べ物か当てるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、食べ物の断面の写真を見せながら「この形は、どの方向から切った時かな?」と聞いてみたり、食べ物の豆知識を教えたりして、子どもたちが楽しみながら学べるように心がけていました。

【2. 触って当てようクイズ】

 これは、中身が見えないように工夫した「はてなボックス」を使って食べ物に触ってもらい、何が入っているのかを当てるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、食べ物を触った時に感じた気づきを言葉にして引き出せるように、「どんな形かな?」「触った感じはどうかな?」などの問いかけを行いました。子どもたちは悩んだり、ひらめいたりと、様々な表情を見せながらゲームを楽しんでいました。

【3. においで当てようクイズ】

 これは、おろし金ですりおろした食べ物のにおいを嗅いで、何の食べ物かを答えるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、子どもたちの言葉を復唱して他のお友達に伝えたり、答え合わせの際、「すりおろす前と後では、においに大きく違いがある」ということを伝えたりしていました。
 実際に嗅いでみた子どもたちは、においの違いが生まれることに驚いていました。

【4. いつの食べもの?クイズ】

 これは、春夏秋冬のうち、自分が引いたくじに書かれている季節の旬の食べ物を答えるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、子どもたちが楽しく旬について知ることができるように、ゆっくり丁寧なゲーム運びを心がけました。また、旬について知っている子が、同じグループのお友達に説明してあげるなど、子どもたち同士の交流も多く見られました。

【5. 仲間探しゲーム】

 これは、大豆、小麦、魚から好きなものを選んで、その食べ物からできている加工食品を考えるゲームです。
 ゲームを始める前に、ゴハンジャーメンバーの学生たちは、子どもたちにも身近な「お米」から作られる加工食品を例に挙げ、分かりやすく説明していました。
 ゲームを通して、子どもたちは普段の食事で目にしている食べ物が、ほかの食べ物からできているという、新たな発見をした様子でした。


 最後のふりかえりの時間には、
「なすが夏の旬の食べ物だということを、今日新しく知ることができた」
「においで当てようクイズの食べ物が何の食べ物かわかった」
など、子どもたち一人ひとりが感じたこと、気づいたことを発表してくれました。


 今回のプログラムは、45分間の授業時間の中で様々な食べ物クイズに挑戦してもらい、飽きずに楽しく食べ物について学んでもらうことができました。
 また、学生にとっても普段と違う環境での実施は、プログラム内容の良い点だけでなく、改善点にも気づくことができ、有意義な体験となったのではないでしょうか。