受託研究の事例


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山口とスペインの絆を伝える菓子の商品開発

受託研究委託者 株式会社パークウェスト山口
受託研究研究者 栄養学科准教授 園田純子
研究期間/平成28年度

研究背景

 スペインのパンプローナ市と姉妹都市を締結している山口市では毎年スペイン・フィエスタやクリスマス行事が開催されている。山口とスペインとの絆を伝える菓子などの商品があれば、食の面からも交流を深めることができ、土産物などの展開により産業、観光にも寄与できる。

研究内容

 スペインの食文化を参考にしつつ日本人の味覚に合わせ改良を行い、かつ、夏みかんを使うなど山口らしさを盛り込んだ菓子を考案。


 5品がサビエルカンパーナ(山口市)にて商品化された。


 「サビエルのロスコン」という商品には解説の載ったカードを添えて、コンセプトである「山口とスペインの絆」「山口らしさ」のアピールも行った。



 また、山口市中心商店街で開催されたスペイン・フィエスタや、山口市民会館を会場としたきずな音楽祭では、栄養学科の学生と一緒に商品の販売と展示を行い、市民に対してスペインの食文化や山口との関わりをPRした。


研究結果

 「サビエルのロスコン」「チャンチゴリ」など、サビエルカンパーナの定番商品として販売され好評を得ている。


 また、山口市のふるさと納税カタログにも掲載された。

応用・展開

 今後、山口市におけるスペイン関連イベントでの販売の定着や、空港、JRの店舗など観光客をターゲットにした販売経路の拡大も可能性として考えられる。