国際文化学科の学生が山口県韓国語弁論大会で最優秀賞を受賞しました

11月12日(日)に山口韓国青年商工会主催の山口県韓国語弁論大会が開催され、国際文化学部 国際文化学科4年生が出場し、最優秀賞を受賞しました。

山口県韓国語弁論大会に出場した国際文化学科の学生

出場した学生の出場体験談は下記をご覧ください。

出場体験談

今回の弁論大会では、私の一番好きな韓国ドラマ『二十五、二十一』の、IMF危機という時代でも諦めず努力する主人公の姿と、コロナ禍に韓国語の勉強を始めた私の経験を照らし合わせながら発表しました。

発表では、発音やアクセント、強調する部分の声の大きさやスピードなど、意識しなければならないことが多く大変でしたが、先生のお手本を聞いて、口に出すことを繰り返すことで慣れていきました。また、そのなかでも日本語と韓国語のアクセントの違いには特に苦戦しましたが、自分のいわゆる「日本人っぽいアクセント」に気がつけたことは、今後も活かしていけると思います。

大学生活の最後に何か挑戦したいと思っていたので、今回弁論大会に挑戦し、最優秀賞をいただけてとても嬉しく思います。この機会をくださった先生や、練習に協力してくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

令和5年度 山口県立大学・防府市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年11月10日(金)防府市右田福祉センターにて、第2回防府市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは「景観写真講座」と題して山口県立大学文化創造学科の倉田研治准教授が受講者8名に対して、カメラの構造や写真の基礎知識などの講義を行いました。

山口県立大学文化創造学科の倉田研治准教授

また、講義では京都の写真家・柴田明蘭あきら氏(日本写真家協会理事)とオンラインで繋ぎ、「楽しい気持ちで撮影した方が良い写真になりやすい」「もう一歩前に出てアップで撮ると強調される」...など撮影のコツやポイントを具体的に詳しく教えていただきました。

京都の写真家 柴田明蘭氏

カメラについて学んだ後、会場周辺の「まち歩き撮影」に出掛け、実際に撮影を行いました。

【実際の撮影の様子】

実際の撮影の様子1
実際の撮影の様子2

まち歩き撮影では、被写体によってカメラの向きを横から縦に変えたり、構図やアングルを工夫するなど、皆さん楽しく撮影されていました。

【写真のセレクト】

写真のセレクトの様子1
写真のセレクトの様子2

まち歩き撮影を終えると、たくさん撮影した写真の中から発表用の写真を2~3枚セレクトしました。どれにしようか真剣に悩む時間です。

【講評・アドバイス】

講評・アドバイス様子1
講評・アドバイスの様子2

選んだ写真について、なぜこの写真を選んだのか、撮影で工夫したポイント、苦労したところなどを一人ずつ発表しました。

そして、講師2名からその作品の良い点や、もう少し工夫した方が良い点など専門的な立場から講評・アドバイスをいただき、皆さん納得された様子でした。

講評・アドバイスの様子3
講評・アドバイスの様子4

他の人の写真を見ることは、とても勉強になり面白いです。

【受講者の声】

受講者の声

写真は記録のためだけに撮るのではなく、撮影者の伝えたいメッセージを込めた「作品」だということを感じる講座でした。

スマホからでもいいので、気張らずに、被写体を決めて撮り続けてみると楽しく上達するかもしれません。

写真には魅力がたくさんあります。∼Let's begin!

2023.11.13

令和5年度 社会福祉学部 客員教授特別講義が開催されました

2023年11月7日(火)令和5年度 社会福祉学部 客員教授特別講義を開催しました。

特別講義では、國學院大學法学部法律学科教授、弁護士、全国権利擁護支援ネットワーク代表の佐藤彰一先生より「虐待対応と意思決定支援」をテーマに講義いただきました。

岡正朗理事長ご挨拶の後、学生、学外参加者、教員の総計145名が聴講し、山口東部から西部の下関に至るまで多くの方がご参加くださいました。

参加者からは、重い知的障害のある方や認知症の方が「主体的に生活することの重要さや、意思決定ができる環境をつくることが大切であることを学ぶことができた」などの感想が聞かれました。

障害者虐待防止法の成立や意思決定支援ガイドライン等の策定を牽引されてきた佐藤彰一先生の、温かな思いと深い洞察に裏付けられた講義から、多くの学びを得させていただきました。ご講義いただき誠に、ありがとうございました。

客員教授特別講義の様子1
客員教授特別講義の様子2

2023.11.10

Yucca企画「認知症カフェってどんなところ?」

【地域交流スペースYuccaとは】

地域共生センターでは、地域の方々と大学の学生・教職員との交流を通じて、生き生きとした地域社会づくりが実現することを目指して地域交流スペースYuccaを運営しています。

【Yucca企画「認知症カフェってどんなところ?」】

10月11日(水)に地域交流スペースYuccaで交流イベント「認知症カフェってどんなところ?」を開催し、認知症カフェスタッフ、地域住民、県立大学生、自治体職員など35人の方が参加されました。

認知症カフェとは、認知症の人やその家族が、地域の人や専門家(医療職、介護職など)と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場です。誰でも気軽に参加でき、お茶やお菓子を囲んで歓談や相談することができますが、認知症カフェの活動内容は地域によって様々です。

今回は認知症カフェの「仁保の里山茶屋」、「いきいきカフェみやの」「カフェふしの」のスタッフにお越しいただき、それぞれのカフェの取組を紹介していただいたほか、また、「おれんじの会(桜の森)」や「山口市北東第2地域包括センター」の方にも取組を紹介していただきました。その後、参加者みんなで「ちょっとカフェ」に集まり、交流を深めました。

交流イベント「認知症カフェってどんなところ?」の様子

1.「仁保の里山茶屋」の活動紹介

山口市仁保地域で活動している「仁保の里山茶屋」からは、認知症への理解を深めてもらうために仁保中学校の生徒と共同して紙芝居を作りそれを地域内で披露している活動が紹介されました。

紙芝居は認知症と診断された妻とその夫が周囲の支えを受けながら、趣味やボランティア活動を続け積極的に生きる姿を描いたもので、仁保地域に住むご夫婦がモデルになっています。

この日は紙の絵とモニターに映した画像を併用して、紙芝居が披露されました。

「仁保の里山茶屋」の活動紹介

2.「いきいきカフェみやの」の活動紹介

山口市宮野地域で活動している「いきいきカフェみやの」では、日ごろからカフェで行われている①健康を含む各種相談・傾聴活動、②認知症予防体操、③手話講座、④要約筆記講座、⑤麻雀を含む各種ゲーム活動などの取組が紹介されました。

「いきいきカフェみやの」の活動紹介

「いきいきカフェみやの」の取組紹介の後には、手話の講師の方が手話のできる県立大学生と一緒に「ふるさと」を歌いながら手話を実演して、参加者も手話にチャレンジしました。

手話の講師と山口県立大学 学生による「ふるさと」の実演

3.「カフェふしの」の活動紹介

山口市矢原地域で活動している「カフェふしの」からは、①古民家を利用したカフェでの認知症の人や家族の交流、②2か月に1度開催の認知症家族の「つどい」、③若年性認知症の人のための「つどい」などの活動が紹介されました。

「カフェふしの」の活動紹介

4. おれんじの会(桜の森)の活動紹介

おれんじの会(桜の森)は山口県立大学の「共生教育」講座である桜の森アカデミー「認知症ケアリーダーコース」の修了生を中心に作られたグループで、①情報交換会の開催、②認知症関連のイベント等への参加、③高齢者向け健康体操の開催、④認知症カフェの運営への参加など、これまでの活動について紹介がありました。

おれんじの会(桜の森)の活動紹介

また、活動紹介の後に、高齢者向け健康体操教室で講師を努めているおれんじの会(桜の森)のメンバーが簡単にできる首や手足の運動を紹介し、参加者も体を動かして運動を楽しみました。

おれんじの会(桜の森)メンバーによる首や手足の運動の紹介

5. 山口市北東第2地域包括支援センターからの認知症支援の取組紹介

包括支援センターの職員(山口県立大学卒業生)の方から、①認知症はどんな病気か、②認知症になったらどういう対応が必要か、③困ったときはどこに相談すればよいか、④どんな制度があるのか、⑤どんな支援が受けられるかなど具体的に説明がありました。

山口市北東第2地域包括支援センターからの認知症支援の取組紹介

6.「ちょっとカフェ」での交流

すべての活動事例の紹介が終わった後は、場所を移して「ちょっとカフェ」でコーヒーやお茶を飲みながら、参加した皆さんが和気あいあいと歓談しました。それぞれのカフェでの取組みや活動予定などの意見交換を行い交流しました。

「ちょっとカフェ」での交流の様子

イベント終了後、参加者からは、「認知症について、また勉強できる機会があると良いと思いました。」「学生さんと地域住民が交流できる機会があると良いと感じました。」「今日の催しは初めてでしたが良かったです。今日のような機会をもっと作ってほしいです。」との声が寄せられました。

地域共生センターでは、今後も地域交流スペースYuccaを活用して、地域の方と県立大学生等が交流できるイベントなどを企画していきます。

2023.11.08

国際文化学科の学生が「第20回北九州ハングル弁論大会」に出場しました

11月3日(金)に北九州ハングル弁論大会実行委員会主催の「第20回北九州ハングル弁論大会」が開催され、国際文化学科の学生4名が出場しました。そのうち、福田芽久さんが最優秀賞を受賞しました。

「第20回北九州ハングル弁論大会」に出場した国際文化学科の学生4名

出場した4名の学生の出場体験談は下記をご覧ください。

国際文化学科1年 今仁 雅桜奈さん(努力賞)

私は韓国語で文章を書くことも、韓国語で弁論をすることも初めてだったので最初のうちは、自分が本番で発表をやり遂げるイメージが全く付かなかったです。なので、少しでも良い、悔いの残らない発表が出来るように小さいことから一つずつやってきました。本番では聞いている人に届くようにということを意識できました。

そして、韓国語の授業で一度発表をさせてもらったときに、アドバイスしていただいたことを本番で活かすことが出来ました。努力賞をいただけたこと、他の出場者の上手な弁論を聞いたことから、これからの韓国語の勉強のモチベーションに繋がっています。

また細かい発音や、リスニングがまだまだであることを実感したので、これから磨いていきたいです。

国際文化学科1年 大迫 知華さん(参加賞)

韓国人の友達の力も借りながら原稿を作成したあと、ひたすら発音や暗記に取り組みました。また、韓国語の授業中に発表の練習をして友達から改善点を指摘してもらったり、先生にできていなかった発音の指導をしていただいたりしました。その後もとにかく発音をメインに練習を繰り返しました。

本格的に韓国語の勉強を始めて6ヶ月、経験不足のまま韓国語弁論大会に参加させていただきました。結果は参加賞でしたが、自分にとってとてもいい経験になったと同時にこれからの韓国語能力向上へのモチベーションを高めるいい機会になりました!

国際文化学科1年 福田 芽久さん(最優秀賞)

準備の段階から初めての経験が多く不安な気持ちもありましたが、今回の大会出場によって多くのことを学ぶことができました。自分で準備したものを多くの方の前で発表し、そして賞をいただいたことで自信や達成感を得ることができ、韓国語学習へのモチベーションも向上しました。今回の経験を経て、今後の韓国語学習にさらに力をいれ、成長していきたいと思いました。

国際文化学科1年 藤本 愛莉さん(奨励賞)

私は、韓国語弁論大会に参加してすごくよかったと感じました。特に良かったと感じたのは、自分の韓国語力がどれくらいなのかを確かめることができたことです。他の大学の学生さんも参加していて、比較して自分はここができていないなど多くのことに気づかされました。また、初めて日本語以外の言語で弁論をすることができて貴重な体験だったとも感じます。たくさんの人に自分の体験や感じたことを聞いてもらうことができとても嬉しかったです。さらに、韓国語を勉強することで大会にも出場でき、多くの人とも出会えることができたので韓国語を勉強することへのモチベーションも高まりました。今後もこの経験を活かして学習に取り組みたいです。