「下関企業訪問PBL合宿」を開催しました


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 2015年 2月 13日(金)、16日(月)~ 17日(火)に「下関企業訪問PBL合宿」を開催しました。
 この合宿は、主に1~2年次の学生による、企業訪問を通じて「働く」ことについて考える導入的なキャリア学習の一環として実施しました。企業人、社会人の方々からお話をうかがい、職場の空気に触れ、グループワークを行うことで、参加者個々人が自らのキャリア形成の課題や問題を乗り越えていくきっかけとすることをねらいとしました。また、山口県の地場企業を訪問し、地場産業について知ることで「地元で働く」魅力を発見することも目的としました。
 本学学生と他大学学生あわせて22名の学生が参加しました。

合宿日程

2月13日(金) 事前学習会
グループワーク①チームビルディング 企業訪問の目的・目標の具体化
2月16日(月) 合宿1日目
集合
グループワーク②目標設定の確認
企業訪問①【観光系ルート】下関グランドホテル(株)、下関市観光政策課
【食品系ルート】林兼産業(株)
夕食会
グループワーク③企業訪問のリフレクションとプレゼンテーション準備
2月17日(火) 合宿2日目
プレゼンテーショングループごとに1日目の企業訪問の成果を発表
(10分発表+10分質疑応答)
企業訪問②【観光系ルート】
【食品系ルート】 ともに(株)イズミ ゆめシティ
終了 解散
2月27日(金) レポート提出締切

 合宿前の13日(金)に事前学習会を実施しました。合宿ファシリテーターの講師2名によるレクチャーを受けた後、【観光系ルート】×2グループと【食品系ルート】×2グループの4グループに分かれて、合宿期間中の目標設定を行いました。


 合宿1日目の16日(月)は、企業訪問前に各グループの設定目標を発表しました。「民間と行政の働き方の違いを学ぶ」「商品開発の裏側を調べる」など、グループごとにさまざまな視点・関心から目標を設定しました。

 午後から、いよいよ企業訪問がスタートしました。各ルートとも、企業の理念や事業内容、組織概要などを説明してもらうとともに、会社見学・工場見学を行いました。さらに、さまざまな立場の社員・職員の皆さんとの座談会で、各グループの学生はたくさんの質問をしました。


 企業訪問を終え、夕食会では下関名物の「ふく(下関ではふぐのことをふくといいます)」を堪能しました。夕食後には再度グループワークを行い、企業訪問で学んだことを整理しながら翌日のプレゼンテーションの準備を行いました。夜遅くまでの作業になりましたが、各グループでは学生同士の交流が深まったようでした。


 合宿2日目の17日(火)の午前中、グループ毎に企業訪問の成果を発表しました。 学生からは、「民間と行政、仕事のスタイルは違っても働くうえでの根本的な意識は同じことが理解できた」「商品開発には予想以上の期間や試行錯誤が必要と知った」など、仕事に対するイメージや認識の変化が報告されました。


 発表を終え、他グループの意見や視点を学んだ学生たちは、最後の企業訪問に臨みました。学生個人が視点を洗練させ、それぞれの関心で企業を見、また社員の皆さんとお話させていただくことで、今後の自分の課題を見つける良い機会になりました。


 参加学生からは、「普段大学では学べないことが学べた」「同じ班になったみなさんからプレゼン、就職への意識など、すごく刺激をもらった」などの感想があり、充実した2日半だったようでした。この合宿で感じたこと、学んだこと、これから努力することについてしっかり整理し(つまり、振り返りレポートをしっかり作成し)、今後の学生生活に生かしてもらいたいと思います。

 学生の訪問にご協力いただいた皆様、ならびにファシリテーターとしてご協力いただいたキャリアカウンセラーの方々に厚く御礼申し上げます。

【問い合わせ先】生活支援グループ 担当:尾川(083-928-5647)