レノファ山口FC U-18選手の栄養調査・指導を行いました

 公立大学法人山口県立大学とレノファ山口FCは、相互の連携協力に関する協定を締結し、その一環として、本学看護栄養学部の教員がレノファ山口FC U-18選手への栄養サポートに取り組んでいます。

 平成29年6月25日(日)、選手の栄養摂取や健康状態に関する調査・測定を行いました。この調査は昨年に引き続き2回目となります。(詳細はこちら
 食事に関するアンケートの後、一人ずつ体組成検査と採血を行い、今後の栄養指導に活用するためのデータを収集しました。


 また、今回は咀嚼(そしゃく)力判定ガムを使って、スポーツ選手が歯を食いしばったり、食事からしっかり栄養を摂ったりするために必要な「噛む力」の測定も行いました。一定時間ガムを噛んでどれだけ色が変化したかを、選手たちが自らチェックしました。


 調査の後は、栄養学科の学生が考案した「試合直前の食事」をテーマにした献立を食べながら、栄養指導が行われました。


 試合直前期は、エネルギーチャージに加えて筋肉の修復や疲労回復がポイントとなります。このため、糖質やたんぱく質だけでなくビタミンCやカルシウム等も多く含んだ献立が提案されました。特に前回の調査では摂取量が少なかった乳製品を取り入れたメニューとすることで、選手たちの栄養に関する意識を高めるよう工夫がされていました。


 レノファ山口FCでは今春にU-18選手寮の食堂を整備するなどして、栄養強化に力を入れています。本学でも、引き続き栄養調査や指導を行うことで、選手たちの強い身体づくりを目指して、チームとともに取り組んでいきます。