食べもののひみつ大発見!ゴハンジャーとわくわくスタンプラリー☆


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 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子どもたちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 5月21日(日)に、山口県児童センターに遊びに来た幼児~小学2年生までを対象とした食育活動「食べもののひみつ大発見!ゴハンジャーとわくわくスタンプラリー☆」を企画し、4つの食べ物クイズを行いました。

【受付】


 受付でスタンプラリーカードを渡しました。1つ1つのクイズに挑戦するとスタンプを押してもらえます。

【触って当てようクイズ】


 これは、中身が見えないように工夫した「はてなボックス」を使って食べ物に触ってもらい、何が入っているのかを当てるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、「触った感じはどうかな?」と問いかけたり、年齢の小さい子どもには「丸い形をしているかな?四角い形をしているかな?」など子どもたちの年齢に応じて問い掛け、子どもたちが自分の手で感じ取った気付きや感想を言葉にして引き出せるように工夫していました。子どもたちは食べ物を触って楽しんだり、答えが分かって喜んだりしている様子でした。

【においで当てようクイズ】


 これは、すりおろしたり刻んだり潰したりした食べ物のにおいを嗅いで、何の食べ物かを答えるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、「どんなにおいがする?」「甘いにおいかな?酸っぱいにおいかな?」などの問い掛けをしました。答え合わせの際には、食べ物によってにおいが異なることを伝えたり、すりおろす前の食べ物のにおいとすりおろした後の食べ物のにおいを比較して嗅いでみるように声掛けをしていました。

【断面当てクイズ】


 これは、普段見ない角度から切った食べ物の写真を見て、何の食べ物か当てるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、食べ物の断面の写真を見せながら「この形の食べ物を見たことはあるかな?」「これは何の食べ物かな?」などと問い掛けました。子どもたちは、食べ物の断面の写真を見て、いろいろな反応を見せ、また、その形にするためにはどの向きでを切ったらいいのか考え、包丁のレプリカを使いながら示していました。

【いつの食べもの?ゲーム】


 これは、自分が好きな食べ物のカードを選んで釣り竿で釣り、その食べ物の旬の季節を答えるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、子どもたちが楽しく旬について知ることができるように、季節がわからない小さい子どもたちには、「暑い時によく食べるもの」や「寒い時によく食べるもの」などと表現し、小さな子どもたちにも伝わるように心がけました。子どもたちは、自分の好きな食べ物を選んで、それを自分で釣るという体験を楽しみながら、その食べ物の旬がいつなのかを真剣に考えている様子でした。

【ゴール】

 スタンプラリーカードのスタンプが集まった子どもには、名前入りの「たべものはかせ認定証」を渡しました。

 今回のプログラムは、地域の子どもたちに4つの食べ物クイズに挑戦してもらい、楽しく食べ物について学んでもらいました。1つのクイズが終わるごとにスタンプを押すスタンプラリーとなっていたので、4つ全てのスタンプを集めるために、子どもたちはとても嬉しそうにスタンプラリーを回っていました。
 今回のプログラムでは普段の活動での対象者よりも低年齢の子どもを対象にしたため、低年齢の子へのゲーム内容の検討や声掛けの仕方など、各年齢の発達に合わせた内容を組み込んでいく必要があることがわかりました。また、緊張したり恥ずかしがったりしてあまり話してくれない子どもたちへの対応など、今後の課題も見受けられました。そして、不特定多数の対象者へのプログラムの実施の際、館内放送や呼び込みなど、宣伝方法やタイミングを工夫することも重要になります。今回の活動も、今後の活動に活かすための有意義なプログラムとなりました。