食べものっておもしろい! ゴハンジャーとわくわくクイズラリー☆


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 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子どもたちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 5月15日(日)に、山口県児童センターに遊びに来た幼児~小学2年生までを対象とした食育活動「食べものっておもしろい! ゴハンジャーとわくわくクイズラリー☆」を企画し、4つの食べ物クイズを行いました。

受付


 受付では、クイズごとにスタンプを押してもらえるカードを渡し、クイズラリーの説明をしました。

触って当てようクイズ


 中身が見えないように工夫した「はてなボックス」を使って食べ物に触ってもらい、何が入っているのかを当てるゲームです。
 ゴハンジャーメンバーの学生たちは、「触った感じはどうかな?」「どんな形かな?」「大きさはどのくらいかな?」などと問い掛け、子どもたちが自分の手で感じ取った気付きや感想を言葉にして引き出すように工夫していました。子どもたちは、『わかった!』と喜びの表情を見せたり、その食べ物の特徴を不思議そうに感じ取ったりしながら、ゲームを楽しんでいました。

においで当てようクイズ


 おろし金ですりおろしたり刻んだり潰したりした食べ物のにおいを嗅いで、何の食べ物かを答えるゲームです。
 学生たちは、「どんなにおいがする?」「何の食べ物かな?」などの問い掛けをしました。答え合わせの際には、すりおろす前のにおいとすりおろした後のにおいを比較して嗅いでみるように声掛けをし、「すりおろす前と後では、においに大きく違いがあるんだよ」と伝えました。子どもたちは、普段におったことのある食べ物でも、においだけで当てるのは新鮮な様子で、興味深そうににおいを嗅いでいました。

断面当てクイズ】


 普段見ない角度から切った食べ物の写真を見て、何の食べ物か当てるゲームです。
 学生たちは、食べ物の断面の写真を見せながら「これは何の食べ物かな?」「おうちで食べるごはんの中でこの形を見たことはあるかな?」と聞いたり、食べ物の豆知識を教えたりして、子どもたちが学べるように心掛けていました。子どもたちは、食べ物の断面の写真を見て、その形にするためにはどこを切ったらいいのか考え、包丁のレプリカを使いながら示してくれました。

いつの食べもの?ゲーム


 自分が好きな食べ物のカードを選んで釣り竿で釣り、その食べ物の旬の季節を答えるゲームです。
 学生たちは、子どもたちが楽しく旬について知ることができるように、ゆっくり丁寧にわかりやすいゲーム運びを心掛けました。子どもたちは、自分の好きな食べ物を選んで、それを自分で釣るという体験を楽しみながら、その食べ物の旬がいつなのかを真剣に考えている様子でした。

ゴール


 全てのクイズを終え、カードのスタンプが集まった子どもたちに名前入りの「食べ物博士認定証」を渡しました。
 子どもたちは嬉しそうに認定証を受け取り、達成感に満ち溢れた笑顔を見せていました。

 今回のプログラムは、地域の子どもたちに4つの食べ物クイズに挑戦してもらい、食べ物について楽しく学んでもらうことができました。1つのクイズが終わるごとにスタンプを押すスタンプラリーとなっていたので、4つ全てのスタンプを集めるために、子どもたちはとても嬉しそうにクイズラリーを回っていました。
 また、今回のプログラムでは普段の活動での対象者よりも低年齢の子どもたちが対象でした。そのため、ゲーム内容の検討や声掛けの仕方など、各年齢の発達に合わせた内容を組み込む必要性や、一度に多くの子どもが来てくれた際にスムーズにプログラムが行なえるような工夫をする必要性を感じました。また、保護者の方もたくさんいらっしゃったので、保護者の方への働きかけや声掛けも必要であると感じました。今回の活動では、さまざまな課題も見つかり、今後の活動に活かすための有意義なプログラムとなりました。