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入学式

4月4日(火)山口県立大学講堂(桜圃会館)で「平成29年度山口県立大学・山口県立大学大学院入学式」を執り行いました。学部生・大学院生・別科生合わせて365人が、本学に入学しました。


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学長式辞

平成29年4月4日
山口県立大学学長
長坂 祐二

式辞
 この春、山口県立大学は、3年次編入を含めて学部に334名、大学院に19名、別科助産専攻に12名、合計365名の皆さんを新入生としてお迎えすることになりました。山口県知事村岡嗣政様、山口県議会議長柳居俊学様はじめ、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、平成29年度山口県立大学入学式を盛大に挙行できますことは本学にとって大きな慶びであります。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ご列席のご家族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。

 山口県立大学は、1941年に山口県立女子専門学校として設立されて以来、今年で76年目になります。この間、現在の体制に至るまでにいくつかの変遷を経てきましたが、大学の使命として一貫して貫いてきたことは、「地域で活躍し、地域の活性化に貢献できる人材」を輩出することであります。この使命を達成するために、本学では「人間性の尊重」、「生活者の視点の重視」、「地域社会との共生」、「国際化への対応」を4つの基本理念として、教育・研究活動を展開してまいりました。入学式にあたり、私から皆さんへのメッセージとして4つの基本理念が意図するところをお話したいと思います。

 近年の世界的な潮流として、行き過ぎた「グローバル化」への対立軸として、「反グローバル化」を主張する人たちが大きな力を持ちつつあることが挙げられます。グローバル化した社会では、人と資源と資金が国境を越えてダイナミックに動きます。それが大きな利益を生み出し、私たちの生活を豊かにしてくれることが期待されていました。しかし、実際には全ての人がその恩恵を受けることは困難であり、人も資源も資金も偏在することによる経済格差、地域格差の発生が課題になっています。その結果、格差社会において不利益を被っていると感じている人たちの不満が、「反グローバル化」を主張する人たちへの支持につながっています。しかし、対立する意見のいずれか一方が正しく、他方は間違っているという視点からだけの議論では何も解決されません。それぞれの意見の対立を解消するためには、2つの意見を包含し、両立させるためのより普遍的な価値を作り出す努力が必要になります。たとえば、「自由」と「平等」は対立する概念ですが、「基本的人権の尊重」というより普遍的な価値のもとで両立させることができます。「グローバル化」と「反グローバル化」の対立も、両者を包含する新たな価値を創造する努力が必要です。「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する」という、「グローバル化」と「ローカル化」を合わせて作り出された概念である「グローカル化」は一つの方向性である考えられます。本学では、文部科学省の補助事業で実施した「グローバル人材育成支援事業」において、この考え方をさらに進めて、世界の地域と地域を結びつけて架け橋となる「インターローカル人材」の育成を提唱し、全国的にもユニークな取組として注目されました。

 本学の4つの基本理念では、「地域社会との共生」と「国際化への対応」は一見対立するように見えますが、「人間性の尊重」というより普遍的な価値と、「生活者の視点の重視」という地に足をつけた営みによって両立させることができます。本学の4つの基本理念は、皆さんが本学で学び、「地域で活躍し、地域の活性化に貢献できる人材」として成長するための行動規範であります。対立は、国際社会の中だけにあるのではありません。保健医療福祉の分野で推進することが求められている多職種協働においても、それぞれ知識も手法も価値観も異なる職種間の対立を解消し、「ケアの対象者の幸せ」を実現するというより普遍的な価値を見出すプロセスに積極的に参画する態度が大切です。自分の専門分野にかかわらず、このような課題に自信を持って取り組み、対立する意見の間に立って、架け橋として人と人をつなぐ役割を果たすことができる人材こそ、山口県立大学が育成する人材の特徴です。

 そのような人材として成長するためには、それぞれの専門領域の勉学に加えて、幅広い教養が必要です。本学では、専門知識を教授する授業に加えて、地域でのフィールドワーク、海外スタディーツアー、交換留学、ボランティア活動、サークル活動など、正課・正課外を問わず、大学生活すべてが「学び」の場となるよう、たくさんの教育プログラムを用意しています。どうか、自ら求め、いろいろなことに興味を持って、積極的に参加し、自分の可能性を広げてください。そして、たくさんの人との交流を通して、たくさんの経験をし、皆さんにとって有意義なキャンパスライフにしてください。

 終わりに、本日ご列席の皆さんのご多幸と今後のご活躍を祈念し、私の式辞とします。

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